履歴書の写真の大切さを知った美術館の受付の面接
美術館の受付のアルバイトの面接に行った時の事です。事前に履歴書を郵送し、その後面接がありました。
美術館は、当時まだ建設中だったため、美術館近くのマンションの一室が当時事務所になっているようで、そこが面接会場でした。
オートロック式のマンションを通されると、ドラマで見たような長ーいテーブルの向こうに男性が2人座っていて彼らが2人で面接を担当していました。
アルバイトの面接で2人の面接官
アルバイトの面接で2人の面接官というのは珍しく印象的でした。
仕事内容の説明や、勤務時間に関する質問、経歴など他のアルバイト面接と変わらない流れの後、イタリアンレストランで1年ほどアルバイト経験があった私は、そこでの接客を通して学んだ事や、接客の際モットーとしていた事などを聞かれました。
スーツ姿の面接官は、見た目よりフレンドリーでとても話しやすい雰囲気を作ってくれ、最初の緊張はアッという間に解けて、和やかに面接は進みました。
笑いをこらえながら履歴書の写真を見て
そろそろ面接も終わりという頃、一人の面接官が、私の履歴書をもう一度見返し、笑いをこらえながら「しかしこの写真と実際がだいぶ違いますねえ」と言いました。
特に深く考えず、「そうですか?」と返事を返したところ、もう一人の面接官が「いやー、非常に失礼ですが、この写真を見た時男性の方かと思ったんですよ。
お名前も中性的ですし。
履歴書をよく見たら女性だと分かったんですけど、大変中性的な方が来るのかと想像していたら、非常に女性らしい方が現れたので驚きました」と言います。
そして「この写真はかなり損していますよ。ちょっと受付には正直難しいかと思っていました。」笑顔で続けられたので、そんなにひどい写真だったのだと反省しました。
履歴書の写真の大切さを知る
家に帰って写真を見てみると、確かに男性にも取れるようなひどい写真でした。
証明写真は、安くないし、昔は撮り直しなどの機能もなかったので適当に撮ったものをずっと使っていたのですが、やはり写真は大切です。
結局美術館の面接は、応募者多数のため一般的容姿の私は落ちてしまいました。