「一緒に働きたいと思った」と言っていただいた面接
とあるベンチャー企業の面接を受けた時の話。
初めての中途採用面接だったので、ちょっとドキドキしました。
転職サイトなどを見ると、新卒採用の時のように意気込みだけを語ればいいのではなく、「御社の課題に対して私はこう考えます」といったような、難しい話をしなければいけないように書かれていたので…(ただ、もちろん会社のカラーもあるでしょうし、内勤職だったのでそこまではありませんでしたが)
ビジネス街の真ん中にある有名なビルの30Fで、受付や応接室も洗練されたところだったので、本当に緊張したのですが、担当の方が、1次も2次もとても親切で気さくな方だったので、とても楽しかったのを覚えています。
面接の時には、いつでも言われてきたことなのですが、「字がきれいですね」と褒めていただいた時、中村珠緒さんばりの笑い方で、「うふふふふ、ありがとうございます~」と低い声を出してしまい、しかも何度も繰り返してしまい、絶対おかしかったし、今思い出してもすごく恥ずかしいです…普段そんな笑い方をしているわけではないのに。
よくそれで採用されたなぁ
でも、今でも「よく言ったなぁ」「よくそれで採用されたなぁ」と思ったのは、「電話でお客様と話をすることが多くなりますが、それでも大丈夫ですか?」という質問に対して、「そうですね…まあ、電話は好きじゃないですが、やれと言われれば業務なのでやらざるを得ないですね」という返答をしたこと…。
担当の方は「まあ、それが仕事だって言われたら、拒否できないですもんね普通!!」と大爆笑でしたが、今思い出すと、なんと態度のでかい返答だったことか。誰に話しても、「それ、よく内定もらったね…」と今でも言われます。
その企業さんは、一般には「ブラック」と呼ばれていましたが、この時にお会いした担当者さんは本当にいい方だったので、とても良い印象を持ったのを覚えています。
一緒に働きたいなと思えたから
ちなみに、後日、「あんな感じだったのに、よく採用されたな。と思いました」という話をしたら、「僕も面白かったし、一緒に働きたいなと思えたから」と言っていただいてうれしかったです。
「面接=採用してもらえるようにふるまう」というよりは、「=自分が合う会社なのかを見定める」というのが大事なんだなと、とっても感じました。