初めての就職試験「地元の出版社の面接」
私の中で一番の面接の思い出といえば、アルバイトよりも派遣社員の時よりも何よりも大学新卒の時の初めての就職試験の面接です。
私は大学の同期の中でもかなり就職活動の開始時期が遅かったのです。
というのも、何がやりたいのかよくわからない時期があって、それで悩んでいた時期があったのですが、どうしてもこの業界を目指したいと思うようになり、地元の出版社を受けることになりました。
時間ギリギリ、大汗をかきながらの面接
面接はとにかく初めてだったので、何が聞かれるのか考えながら電車に乗って考え事をしていたら、駅についてから道に迷ってしまい、時間に遅れそうになり、面接時間ギリギリになってしまいました。
面接会場にはたくさんの受験者がいて、自分はどこに座ればいいのかもわからず、とにかくたじたじのまま、面接時間になり呼ばれてしまいました。
当日は秋のまぁまぁ涼しい気候だったのですが、スーツの仲間で汗びっしょりになっていたので、面接官の人事の人も「なにかありました?大丈夫ですか?」と驚いていました。
それでも面接中にも汗がすごい量になってしまって、面接が一時中断になってしまいました。
落ち着いて面接になるといきなり「自分を動物に例えると何に似ていますか?」という質問をされました。
動物占いが犬だったので、そのまま犬と応え、理由はとにかく忠誠心があることをアピールしました。
そうすると、「今日のファッションのポイントを教えて下さい」という質問が来ましたので、「今日は赤いネクタイをしてきました。理由は赤のカラーは情熱を意味しているので、この会社になんとしても入社したいという気持ちを現わすために赤色のネクタイを選びました」と回答しました。
見事、就職試験に合格
あとにも先にも面接試験を受けたのはこの1回で、面接試験に合格しました。
入社してからなぜ自分が合格したのか人事の人とお話しする機会があったので聞いたところ、「なにより汗がすごくて、緊張していながらも誠実そうだったから」と言われました。
まさか遅れそうで走ってきたということもバレずに、第一希望の面接を通ることが出来た思い出の面接、でした。