就職活動での結果を導いてくれた父の助言
私は、大学在学中の就職活動で、数社と面接を行いました。
自分が学生生活で行ってきた事は、他者とは違う個性を出せる自信はあったものの、「就職活動では会社の人事担当者に気に入られなければいけない」という意識が強く働いてしまったために、人事担当者の顔色をうかがい、会社に受け入れられる為の、云わば別の自分を作り出して、話をしていました。
私は作り出した自分を売り込み、人事担当者の反応がとても良く感じ、手応えも上々だと思っていました。
しかし、1社、2社と1次面接でお祈りメールを頂いてしまいました。
自問自答していても、何が悪いのかどうしたら良いのかはわかりません。
私はたまらず、1次面接がなかなか合格できない旨を父に相談しました。
父からの助言
すると、父からこんな助言を貰いました。
「自分が今までしてきた事にもっと自信を持ちなさい。会社へ媚びを売るような言葉は、誰だって話す。そんなことを話したところで、相手の機嫌をとるだけで、心には響かない。」
私は、助言を聞いた後、面接の対策内容を一変させました。
新しい内容で挑んだ面接では、人事担当者の反応は良くなく、むしろ専門的な内容を盛り込んでしまった事もあって、よくわからないというような反応をもされてしまいました。
もちろん、面接終了後の私の手応えなどまったくありませんでした。
内定を数社から頂ける結果
ところが、助言を受けてからというもの、1次面接、2次面接と面接に落ちることがなくなり、内定を数社から頂ける結果となったのです。
大学の後輩たちの就職活動の話を聞いていると、やはり私と同じような考えを持ち、顔色をうかがうような内容を履歴書に書いたり、面接で話したりしていました。
私のように、助言をもらい、対策を変えたからといって、落ちなくなることは少ないかもしれませんが、自分自身を売り込む、嘘偽りのない言葉を使わないと、面接官にはわかってしまうのだと、経験して感じました。
父の助言は、私の就職活動においてとても重要な1ページでした。