外資系某ホテルの面接
過去、何度か受けた就職関係の面接。
どれも苦い思い出ですが、中でも一番印象に残っているのが転職活動における某ホテル(以後Pホテル)の面接です。
もともとホテル関係の仕事に就いていたのですが、環境を変えたいという気持ちから受けた転職活動中の面接。
他業種の面接を受けるのと違い、既に仕事内容等の勝手がわかっている分面接も問題ないだろうと高を括って受けたのですが・・・それが大きな間違いでした。
同じ業界であっても、カラーはその会社によってそれぞれ。
わたしの働くホテル(以後Mホテル)はわりとフランクだったのに対しPホテルはカチッとお堅く、面接もそれはそれは仰々しいものでした。
個別面接でしたが、待合室にはわたしの他に受験者が3名。自分よりもいかにも真面目そうな受験者ばかり。この時点で早くも、自分にPホテルの社風は合わないのでは!?と不安を覚え、順番が回ってくるのをソワソワしながら待ったのを覚えています。
面接の部屋に通されると、中堅どころと思われる面接官が5人ほど待ち構えており、中には欧米人も混じっていました。
外資系のホテルだけあって面接は英語
外資系のホテルだけあって面接は英語で進行。
ただでさえ緊張している中、脳内のスイッチを切り替えて外国語で正確に気持ちを伝えるのはそれはそれは困難でした。
高圧的に進められる面接。途中、重苦しい空気に耐えられず冗談を交えてみたんですが、面接官全員に失笑される始末。
本当に、忘れたいほど嫌な思い出です。
髪色を注意された
そして、追い打ちをかけるかのように受けた髪色についての注意。Mホテルは暗めの茶髪ならOKだったので、わたしも特に気にする事なくそのままの髪色(黒に近い茶色)で受験したのですが、どうやらそれはPホテルではNGだった様子。
面接も終わりに差し掛かった頃、『次回は、髪を黒に戻してからきて下さい』とピシャリと言い放たれ、撃沈。
欧米人とはいえ面接官の髪色は明るい茶色。
その人を混じえた場で髪色を注意されるのかと、その時は不思議に思いました。
後日この事を友人に話した際に、「面接なら黒髪でしょ」と共感は得られなかったところをみると、わたしが常識外れだったのでしょう。
外資系とはいえ日式の面接において自分は不適合者であることを痛感すると同時に、このお見合いは交渉決裂したのでした。