ある機械産業の貿易会社の英語での面接
大学4回生の就職活動の際、なかなか決まらなかった事もあり30社以上に応募しました。
その中で今でも記憶に残っている苦い体験がある機械産業の貿易会社の面接でした。その会社は海外とのやり取りがあるので英語が必須とのこと。
英語での面接
外国語大学を卒業していた私ですが、会話力に対してはあまり自信がなく面接官が3人いる前で自己紹介、志望動機、今まで自分がやってきたことを全て英語で話してくださいと言われた時には冷汗が出ました。
その面接はグループ面接で私の他にも女性、男性混合で4人いました。
募集内容が貿易に携わるものだっただけに、ここにいる人達は英語ぺらぺらです。
少なくとも皆自分の言いたい事は筋を立てて冷静に話しているように見えました。
今思えば、あまりの緊張により周りがよく出来る人達のように見えていただけなんだろうなと思えますが、当時の私には『駄目だ。この人たちには勝てる気がしない』と気持ちから既に弱気でした。
頭が真っ白に
気持ちが逃げ腰になるとさらにプレッシャーがかかります。
ただでさえ私は人前で話す事が苦手で極度の緊張をし冷汗をかくタイプ。
いくら書類審査に受かっても、その極度の緊張から上手く口が回らなかったり、筋が通ってなくて同じ内容の事柄を連発したり、頭が真っ白になってたまに言葉さえも出なかったり。
なのでこの英語面接は今までの面接の中でも緊張度ナンバー1でした。
簡単な自己紹介からでも、こんなので大丈夫なんだろうか?
私は本当に駄目だ…などと思ってしまい、面接官のじっと見つめられ、ピーンと張りつめた静かな空間の中でそこそこの平凡な内容をたどたどしく言っただけで終わってしまいました。
面接官が私の言った事に対し、いくつか質問をしてきましたが何を言っているのか理解出来ず聞き返したりなんて事も。
周りの人は難なく答えているのを見て更にネガティブに。
私の場合、外国語大学出身なのに英語に自信がないという致命的なネックがあったので更に落ち込みました。
一体今まで何をしていたんだと非常に後悔した瞬間でした。
新卒での就職活動は経験も知識も大して無いため、アピールポイントが限られてきます。
大学4年間で勉強含めインターンシップやアルバイトなど様々な経験を積んでおくことが後々他のライバルと大きな差を生むのだという事を理解しておけば良かったなと強く感じさせられました。