はじめての面接は、強面で口調も厳しい専務さん
高校三年の就職活動で、事務を希望していましたが特に業種等は気にしていなかったので、家から近い企業の面接に応募しました。
HP等を見て、とても評判の良い会社でしたので自分なんかが受かるものか?と不安な気持ちもありましたが、考えてもしょうがないと面接に向かいました。
当日、受付の方に面接に来た旨を伝えると、とても丁寧に対応してくれたので少し緊張も和らぎました。
人事部に案内され、筆記試験の部屋に入ると、部屋で待っていた人事部長が強面で一気に緊張してしまいました。
強面でも、人柄はとても良い人でしたのである程度リラックスして筆記試験に臨むことが出来ました。
無事筆記が終わり、一段落着いたとリラックスしていたら、すぐに面接の順番がまわってきてしまい気持ちの切り替えが大変でした。
専務の怖い面接
社長の顔はHPを見て知っていたのであまり緊張はしませんでしたが、急ぎの仕事が入ってしまったらしく、面接官が顔の知っている社長から顔の知らない専務へと変わってしまい、入室すると人事部長以上強面の専務がいたので頭の中が真っ白になってしまいました。
唯一の救いが、人事部長と一緒に人柄の良さそうな人事課長がいたことです。
面接が始まり、人事部長と一緒で強面でも人柄の良い人と期待していたのですが、口調も厳しく、学校の先生と練習したような優しい口調など全くなく、これは本当に企業の面接なのかと言いたくなるような「やる気はあるのか、気合が足りないんじゃないのか」などといった言葉が出てきて萎縮してしまいました。
人事部の二人がフォローしてくれましたが、専務の厳しい言葉に緊張してしまいあまり面接の内容を覚えていませんし、練習通りの受け答えが出来ずヘコミました。
専務は怖かったが会社のイメージは良かった
面接が終わって帰るときに人事部の二人が「面接だから厳しい言葉で接したんだよ、いつもはああじゃないから、元気出して」などの優しい言葉をかけてくれたので、専務のイメージは悪かったですが、企業のイメージは良いまま終えることができました。
その後、採用通知が届き、自分でも受かったことが信じられませんでしたが、仕事が決まったことに喜び、あのような面接もいい人生体験だったと前向きに捉えることができました。