血液型を気にするそれぞれの会社の面接官
今から5年前に、転職のため就職活動をしました。
プライベートで写真に興味をもった頃で、今までよりちょっと良いカメラを買い、色々な写真を撮りためていた時です。
写真スタジオの面接
そんな時に出会った求人が「写真スタジオのスタッフ」。
基本的に七五三やお宮参りや百日写真など、子供写真を主に扱ったお店でした。
最初はバイトから始まり正社員登用もありという事だったので、普段から子供との接し方もよく知っていたため、このお仕事に魅力を感じて面接をお願いしました。
副社長と1対1の面接。写真や子供に対しての思い入れを語り、凄く良い雰囲気のやりとり。
血液型を聞かれた
そして最後にその副社長から出てきた質問は「ところで、血液型は何型?」。
それまでにも色々と面接をしてもらっていましたが、血液型を聞かれる面接は初めてでした。
私はAB型なのですが、他人になんて思われようと、この血液型が誇りでした。
それで「何型に見えますか?!」と聞くと「O型かな?」との返事。
私は元気よく「AB型です!!」と答えました。
すると今までニコヤカだった副社長の表情が曇り「そうなんだ~まぁただ聞いただけだから気にしないで!」と一言。
この最後の返答で「あっ、これは落ちたかな」と直感。
その直感が当たった事は言うまでもなく。
落とされた理由は他にもちゃんとあるはずですが、血液型で落とされた気がして腑に落ちませんでした。
それから数日後、めげずに新しい職場に面接に行きました。
写真を撮ったりホームページを作成する仕事の面接
写真スタジオではなかったものの、地域の町づくりに力を入れる仕事で、自分で町を紹介する写真を撮ったりホームページを作成するような仕事でした。
そこで面接をしてくれたのが、とある会社の社長さんでした。
面接で落ちた写真スタジオの社長さん
地域で色々な仕事を手掛けている社長さんで、なんと偶然にも私が先日面接を落とされた写真スタジオの社長さんでした。
その事を面接でお話しすると驚いたと同時に「副社長が不採用にしてしまって申し訳なかったね」と謝罪をされました。
「でもあの時写真スタジオ落としてもらってよかった~君にはここで働いてもらいたいよ!」と嬉しいお言葉が!
待遇も給料も仕事内容も明らかに写真スタジオよりも良い条件。
また血液型を聞かれた
そして最後にはやっぱり「ところで、血液型はなんなの?」と。
前回の事もあったため、「あぁまた新しい仕事を探さなきゃいけないんだな」と落胆しながら「AB型です。。」と答えると、「おぉそうか!!僕の奥さんもAB型なんだよ!」と予想に反して凄く嬉しそうな反応!
前回とは違い「あっ、これは受かったかな!」と思いました。
一週間後に採用不採用の連絡すると言われましたが、24時間も経たないうちに採用の連絡がきて、このお仕事は私の人生の中で一番の天職になりました。
落とされた事も受かった事も、きっと血液型は関係ないのでしょうが、でも血液型が関係しているようにしか思えない面接でした。
絶対に忘れられない面接です。