真夏の焼酎のメーカーの倉庫作業はキツかった
パソコンインストラクターとして働き始めた際、遠方の他府県へも講義へ行ったりして、最初の給与が出るまでの交通費やらが結構厳しく、どうしたものかと思案した後、土曜と日曜に、日払い派遣に登録して働いてみる事にした。
その際に色々と辛い派遣先に回されたが、なかでも真夏の倉庫作業は群を抜いて辛く、脱水症状で死にそうになりました。
そこは、焼酎のメーカーの倉庫で、空調の入っていない倉庫のなかで、何種類かの焼酎を様々なセットに組み合わせて箱詰めして「商品」として出荷していくわけであるが、焼酎はすべて一升瓶。
汗が商品に垂れてしまう
こちらは派遣されて初日で、先方の社員さんが喋る社内の専門用語もわからないし、広大な倉庫の何処になにがあるのかもわからないし、首にタオルを巻いていたのですが、汗が噴き出して止まらず、それが、ギフトなどの商品として一升瓶を何種類かセットして組み合わせているダンボールに、その汗が落ちてしまってそれでスタッフさんに叱られたりした。
商品なのだから、社員さんの仰る事はもっともなのですが、油断してタオルを2本しかカバンに入れていなかったので、首に巻いて尚且つ、頭もタオルで覆い、それでもスピードを要求されながら一升瓶をセレクトしてセットしていると、どうしても汗が過剰に出てしまう。
「普段ここへ来る子たちはタオル4、5本は持ってくるよ」と社員さんに言われて、もしもこう言う環境だと事前に知らされていたら用意してきたのに、そこら辺が日雇い派遣のイイ加減なところで、前日確認や当日、そう言った情報は与えて貰えず、なにも知らずに現地へ赴いたので、とりあえず謝りながら汗をぬぐい、指示をあおぎながら色々な焼酎のギフトセットをダンボールに詰め、それを台車に積んでひたすら働いた。まさか途中で帰るわけにもいかないし、もう諦めてせめて定時(18時)にはあげて貰おう、とそれだけを考えながら、目の前の膨大な焼酎の一升瓶の山と向き合いました。
万が一、違う商品を組み合わせて出荷してしまったらエライ事になるし、もうTシャツのなかまで汗でドロドロで、ただただひたすら辛かったのですが、なんとか集中力を保って、その日の仕事をなんとか終えました。