派遣で4社、9年働いた私の体験談

わたしは現在正社員として働いていますが、以前派遣で4社、約9年働いたことがあり、その経験から、これから派遣で仕事を考えている方には正社員との違いや派遣という立場の曖昧さを納得されて上で選択してほしいと思います。

派遣契約の打ち切り

まず最初に派遣先や仕事内容を気に入り、長い間勤めていても、派遣先の業績次第で派遣契約が打ち切りになることがあります。

打ち切りは解雇ではないので、失業保険すぐにもらえるわけではありません。一部の大企業を除き、正社員も雇用が安定しているわけではないと思われるかも知れませんが、ここが正社員との大きな違いだと思います。

わたしはある派遣先で4年半働いていましたが、契約終了をひと月半前に告げられました。ちなみにわたしだけでなく、その派遣先の派遣６０名全員が契約終了しました。

終了する１年半前から業績が悪くなっていたことはわかっていたので、３か月の契約更新の度に今回が最後かも知れないと思いながら、仕事をしていました。

社員は来期の仕事の話をしてきますが、長期的に自分の仕事を捉えることはできないでいました。

派遣という働き方は本来そのようなものかも知れません。ただし派遣先によると思いますが、長く勤めていると、異動の多い正社員と違い、ずっと同じ仕事をしている派遣は、正社員へ仕事を教えることを求められるなど、正社員との違いを良くも悪くも感じないこともあります。

そのあたりの曖昧さを割り切って考えられる方には派遣が向いていると思います。

スキルアップの必要性

またわたしがいた派遣先は正社員も派遣の方もみなプロ意識と高いスキルを持ち合わせている方ばかりだったので、スキルアップの必要性を感じながら仕事を出来たのはとてもよい経験でした。

ただしスキルアップと言っても派遣の場合は正社員と異なり、業務時間内に教育を受けられるわけではないので、業務外でスキルを習得する必要があります。

以上わたしの経験を通して申し上げると、スキルアップを怠らず、派遣という働き方を割り切って考えられる方には仕事も見つかりやすく、向いていると思います。

Tweet