モンスターステューデントと闘い抜いた3ヶ月
これまで受けた派遣の仕事の中で一番辛かったのは、アシスタントインストラクターの仕事でした。
派遣元と同じグループ会社のPCスクールでの仕事
派遣元と同じグループ会社でPCスクールがあって、そこのアシスタントインストラクターの募集に応募して、派遣されたのですが、普通のPCスクールのではなくて、ハローワーク主催の基金訓練校としてそのPCスクールがクラスを請け負っており、その基金訓練クラスのアシスタントだったのです。
そのクラスはWordやExcelではなく、Webのクラスで、Fireworksを使っての画像処理およびDreamweaverを使ってのコーディングがメインの内容だったのですが、当時、私自身も自費でwebの専門スクールを終了したばかり、まだまだ自分が勉強を必要としているようなタイミングでだったため、教える側といっても、スキルも経験も足りないような状況。
生徒さんたちは失業中の焦りもあって、人によっては結構ピリピリしているような感じもありましたし、実際、この基金訓練校に生徒さんたち自身はお金を出していなくても、「生徒様」という扱いなので、そのストレスのはけ口が私の方に向けられるのに時間はかかりませんでした。
モンスターステューデント
あることないこと、匿名のクレームとしてPCスクールの本部に上げられ、派遣元から呼び出されたのを皮切りに、とあるひとりの生徒さんから徹底的にターゲットにされ、無視は当たり前、とにかくアイツだけは嫌だと事あるたびにスクール側に訴えられ、そのストレスから気管支喘息を引き起こせば、咳を止めるよう要求され。好きで咳するわけじゃない、でも止めなくては、と医者に通って強い薬を使い、休憩時間もなるべく顔を合わせないようにし、とどれほど気を遣っても、私の存在そのものが彼女には気に入らないようでした。
まさにモンスターステューデントとでもいいましょうか。
せめて味方がいたら違ったのかもしれません。けれど、メイン講師の先生は我関せず、派遣先の人たちもとにかく大事なのは「生徒様」だからどんな理不尽な要求であろうと言わせる方が悪い、という態度で、アシスタントごときいくらでも代わりはいるんだから、と思われていた様子。
3ヶ月1クールの間、何度泣いたことか。派遣元の営業さんも心配してくれても、クライアントに強くは言えなかったようで、途中で投げ出さないでと私に懇願するばかり。あと何日とカウントダウンしながら必死に耐えて3ヶ月の契約満了をもってボロボロ状態で退職しましたが、辛かったですね。
時期尚早だったのもそうですし、人との相性もあったのでしょうし。何もかもが間違っていた、としか言いようがないです。