正社員から派遣社員へ。そしてまた正社員へ
30代前半に正社員から派遣社員への転職。今までの働き方とは全く違うことに、抵抗がありました。
それまでは、正社員として派遣社員に仕事の指示をしていたのが、指示される側に。自分で考えながら行っていた仕事が、単純なルーチンワークへ。
正直、責任感はだいぶ薄れていました。気が楽だったという表現のが正しいかもしれません。
責任感の薄い仕事に何か物足りなさを感じてきた
しかし、3か月ごとの契約更改をしていく中で、単純なルーチンワーク、責任感の薄い仕事に何か物足りなさも感じ始めるようになりました。
「このままぬるま湯につかっていていいのか。」と。年齢が30代前半と正社員への転職をするには最後のチャンスだと思い、意を決し、残り3か月の契約更新をしました。
派遣社員として働きながら就職活動
それからは必死に派遣社員として働きながらも、就職活動をしました。
派遣先の社員には契約を更新しないことがばれ始めました。すると、その派遣先の企業より、正社員登用試験を受けてみないか、と持ちかけられたのです。
派遣先の企業は地元では有名な大手企業。
こちらとしては願ってもないチャンスでした。派遣会社に相談すると、最初はあまり乗り気ではなかったようですが、人材紹介に切り替える話が出ると、急に話が進み始めました。
正社員になれた!
正社員として正式に採用されれば、人材紹介料が派遣会社に支払われるというもの。3度の役員面接を経て、ありがたくも正社員に採用されることになりました。
今までは同じ派遣社員として働いていた仲間とは、違うポジションになりました。当初は少なからずもやっかみもありました。
嫌味を言われたことも二度や三度ではないくらいです。
それでも正社員になれたのはうれしかった
それでも、正社員になれたことは本当にうれしかったです。30代前半の私を見て、20代の世代が「私も正社員目指してみる。自分の力を試してみる。」と急にやる気になりました。
いつかは正社員で働けない、採用試験も受けられない年齢がきます。それまでは、ぜひ正社員を目指して頂きたいと思います。頑張れるときは一時です。