もう二度とやらない!倒産寸前の派遣先の仕事
最後に派遣の仕事をしてからかなりの年月が過ぎました。
私が派遣で働くのは、もういいかなと思った原因は最後に勤務したオフィスにあります。
私はこれまでにアルバイト、正社員、契約そして派遣の経験があり、現在は在宅で請負業務をしています。
倒産寸前の派遣先だった
私の最後に勤めた企業は外資系企業でしたが、なんと私が退職してから半年もたたずに倒産してしまったのです。
そして、遡ること私の在職期間中はまさに虫の息で、東京オフィスは文字どおり「死に体」の様相を呈していました。
私は執行役員のアシスタントをしていましたので、海外本社と東京オフィスの板挟みとなり「どうして派遣なのにここまで苦しまなければいけないの!」と、精神に異常をきたすくらいストレスがMAXになっていました。
社員同士は疑心暗鬼、派遣の私にまで
陰口が社内の潤滑油という状況下で「次は誰が、首尾よく新しい仕事を見つけて辞めていくのか」と社員同士は疑心暗鬼。
そういう足の引っ張り合いの外にいる派遣の私にまで鎌をかけてきます。
私は社長のスケジュールやメールへのアクセス権限を持ってた為、男性からは「本社が本当は何言ってるか知ってるんだろ!仕事もできない派遣の分際が!」と凄まれたこともありましたし、女性スタッフからは私が社員たちを哀れに思い見下してると根も葉もないうわさを流され、総すかんに遭いました。
これまで比較的人間関係には恵まれていた私にとって、まさに経験したことの無い悪夢で、しばらくは人間不信になってしまったくらいです。
また、特に心労と感じたのはお金関係です。
事実上経理部が機能停止に
すでに本社では社員が出張費用等経理処理をせずに辞めていくパターンが続出しており、事実上経理部が機能停止に陥っていました。
東京オフィスもその余波で何かと不便が続きました。
そして年末ギリギリになってから上司の海外出張の飛行機代が経理から出ないことが判明、しかも旅行会社からは前払いを請求され、とうとう私が自腹で建て替えねばならなくなりなりました(のちに賠償済み)。
その後は派遣会社に掛け合って、ようやく小口現金を上司のポケットマネーから渡してもらったのですが、お金で苦労するのはもうコリゴリ、派遣は二度とやらないと誓いました。