食品メーカーの営業のお仕事を正社員として経験したESさん
食品メーカーの営業のお仕事を3年間、正社員として経験したESさん(女性37歳)の体験談。
ESさんが体験した食品メーカー営業の仕事内容
食品メーカーの営業社員として、スーパーやコンビニのお店・チェーン本部を訪問して、新製品をお店に置いていただいたり、シーズンに合わせたセールなどの特集の企画などを提案することが主な仕事でした。
企画の立案、提案から、導入が決まった場合は、販促物の用意や商品の陳列などまで、実施に係る準備等をすべて自分で行うこともあります。
めったに発生はしませんが、商品が必要なタイミングまでにお店届かない際など、物流センターに商品を取りに行って、自分で配送することもありました。
また、スーパーの商品入れ替えや店舗改装の際は、店頭から商品を撤去したり、新たに陳列しなおしたりするお手伝いをするため、体力も必要とされる仕事です。
今も食品メーカーの営業の仕事を続けていますか?
退職済み。ほかの分野で仕事をしたかったからです。
食品メーカーの営業のお仕事を3年間続けてみた感想
製品の提案に伴い、様々な食材や料理方法、栄養などに関する知識が身につきました。
自社製品だけではなく、同じチェーンを担当するほかのメーカーさんとの情報交換により身に付く知識もありましたが、退職後も日常生活の中で日々役に立っており、漠然と料理をしたり食事をしたりするよりも、食についての意識が高まって食事が楽しいと感じます。
反面、中途半端な知識に基づく提案では、製品の導入まで至らないことがしばしばなので、自分で新しいトレンドに向けたアンテナを張ったり、リサーチを行ったり、取引先に新しい情報を提供し、説得力を持った話ができるように工夫していましたが、これがなかなか他のメーカーさんとの差別化ができず、苦心しました。
これから食品メーカーの営業として働くことを考えている方へアドバイス
日々の行動はかなり自分の裁量に任せられるところが大きいため、自分で考えたり工夫して行動をしたいと思っている人にはお勧めの仕事です。
自分の頑張りに応じた成果も、目に見える数字となって表れます。
但し、うまくいかない場合は営業成績の悪さが数字で分ってしまうため、先の売り上げまで考えて日々の行動を決めるよう、計画性が必要で、仕事はマニュアルや人に指示された通りに行いたい、という人には向いていないと思います。
また、商品をケースごと運ぶような機会はかなり多いため、腕の筋肉や、腹筋・背筋などもかなり使い、体力にも自信がないと難しいです。
実際、業界では、重い荷物の持ちすぎで、腰を痛めてしまっている人がたくさんいました。