食品スーパーマーケット店長補佐を1年で辞めました
食品スーパーマーケット店長補佐のお仕事を正社員として1年間就業しましたが辞めましたT.K(男性27歳)。過労による抑うつ状態が原因です。
食品スーパーマーケット店長補佐の仕事内容
早朝に出勤し、運送業者から届いた商品の荷受をマンツーマンで行います。
荷受が済めば今度はパート従業員の方々への仕事の割り振りの為、それぞれの分野に商品を仕分けて台車に載せ、パートさんの出勤と同時にスムーズに業務を始められるようにサポートを行います。商品の整理が一旦済んだら、開店時間までに大半の陳列を済ませてしまい、後は商品の捌け具合を見つつ在庫を追加します。
夕刻が近づいてきたら、翌日、翌々日の陳列の下準備を行っておき、翌日の業務が滞ることの無いように配慮せねばなりません。
また、発注作業も行いますが、セールの商品などはその商品が本当に売れ筋か、損益分岐点がどのあたりかなどを考慮しつつ適量の発注を行う必要があります。
今も食品スーパーマーケット店長補佐の仕事を続けてますか?
現在は退職しております。
過労による抑うつ状態が原因となり何も手につかなくなった為休職しておりましたが、結局もとの職場に戻れるほどの気概を得る程にまで回復することはありませんでした。
この仕事で楽しかったことや苦しかったことなどエピソード
自分の特性そのものがどちらかといえば一点集中型だったのに対してスーパーの店長補佐というものは全体の様子をつぶさに把握しておく必要がありました。しかしながら、自分の事に手一杯な状況が続くことでパートさんの方々への指示が疎かになり、徒に翌日の業務内容を増やしてしまうこともままありました。
他にも、なんとか物事を丸く収めようとするきらいがあり、どうしても納得のいくまで試行錯誤を繰り返してからでなければ行動に移せないという点についても、この業種、業界には向いていなかったのだと痛感しました。
このように要領の悪い業務内容だと、取れるはずの休憩も満足に取れなくなり、疲労からかミスも増えてしまうことで最終的に袋小路に迷い込んでしまったようです。
これからこの職種で働きたいと思っている人へ
この業界は基本的に考えるよりもまず手を動かさなければ仕事が終わりません。その為、記憶・学習能力に優れた方ほど上手く仕事が回るかと思います。
発注業務に携わるようになると、地域性や曜日などを考慮した行動が必要になる為、経験はどの店舗でもある程度活きますが、テンプレートを作って回すだけでは長持ちはしません。
店長補佐であっても、最低限の指揮能力を必要とするため、報・連・相は勿論のこと、誰とでも満遍なく意思疎通が図れると望ましいです。
後は日々の経験からその地域性にあった商品発注と見栄えのする陳列さえできるようになれば、ひとまず業務に困ることもなくなるでしょう。
上記のような点から、短期記憶やエピソード記憶に長けている方ならそれほど苦労はしないかもしれません。