食品の品質管理のお仕事を派遣社員として経験したJさん
食品の品質管理のお仕事を派遣社員として5年間働いたJさん(女性35歳)の体験談。実は私は最初は工場の作業員でが興味のある細菌検査室に行けるように自分を売り込んで、やっとの思いで職場を移動する事に成功しました!
食品の品質管理の仕事内容
基本的には工場で製造された商品の細菌検査です。
一般的な食中毒菌を培養検査で確認し、異常がなければ出荷許可を出す事になっていました。
メインの仕事は細菌検査でしたが、検査のサンプルを工場に取りに行くことから仕事でしたので、女性にとってはかなりの力仕事でした。
そのサンプルを取りに行った時に、工場内の衛生面のチェックも兼ねていましたので、工場のあらゆるところや作業者の手などをふき取り、それを持ち帰って異常がないか菌検査もしておりました。
工場内には浮遊菌がおりますので、そのチェックも月に1回ほどでしたがしておりました。
ある程度は作業系の仕事ばかりでしたが、データをまとめる仕事もありましたので、手書きで書いた検査結果をパソコンに入力する作業をし、後片付けをして一日の仕事が終了する流れでした。
今も食品の品質管理の仕事を続けていますか?
現在は辞めております。理由は結婚で、相手の方の自営業のお仕事を手伝う事にしたためです。
食品の品質管理の仕事エピソード
大学で専攻していた微生物学を活かす事ができ、学生の頃にやっていたような実験が仕事になったような感じがあり、とても充実した時間を過ごす事が出来ました。
実際に働いてみると学生時代の知識はほとんど必要なかったので、勉強する事になりましたが、スムーズに知識を得る事ができました。
大変な事は職場が全員女性であるので、力仕事も自分達でするしかなかった事です。
細菌検査に必要な機械や道具は意外に重たくいので、納品の度に当時一番若かった私が頑張って動いていたのを覚えています。
困った事は、手が荒れる事でした。検査室は常に綺麗にしておかないと検査に悪影響を及ぼすので、色んなところを次亜塩素酸でふくのですが、それが手につくと手荒れに繋がるのでそれを防ぐために手袋をしたり、すぐ手を洗ったりととても大変でした。
これから食品の品質管理のお仕事をしたいと考えている方へ
実は私は最初は工場の作業員の1人でした。そこで頑張り、興味のある細菌検査室に行けるように自分を売り込んで、やっとの思いで職場を移動する事に成功したのです。
回り道のように思うかもしれませんが、最初は希望の職種と違っても最終的に自分のやりたい仕事につければすべてがむくわれるのではと考えています。
この職種はなかなか辞める人がいないので、こうやって機会をまつのも一つの手で、入ってしまえば、少人数なので協力しないと成り立たないので、たいていが働きやすい環境になっていると思います。
違う工場の検査室の方とお話する事が何度かあったのですが、基本は女性が働いている職場なので、安心して働ける環境だと思います。
作業はルーチンワークですので、同じことを丁寧にしかも素早くできると周りからも喜ばれますので、ダラダラと作業するのではなく、自分で高めの目標を決めて日々働くと充実した毎日を送れると思います。