税理士事務所の補助の仕事は2度とやりたくないYJ(40歳女性)
女性にはあまり向かない業務かと思います。税理士事務所の補助の仕事を12年やりましたが2度とやりたくありません(YJ40歳女性)。
私が行った税理士事務所の補助業務の仕事内容
社員ひとりあたり平均20件の中小企業のクライアント先を担当し、毎月1回クライアント先の現場に出向き、経理担当者の指導や、帳簿の財務上および税務上の正誤性のチェックを行う。
また、経理担当者や社長の悩みを聞いたり、税務上のアドバイスをする。クライアントの決算時は決算書、申告書類を作成する。
というのは表向きの仕事で、実際は殆どの会社の経理や総務の事務の代行作業が多い。
領収書の整理から伝票入力、元帳の作成、試算表の作成。社員の勤務管理から給与計算、入社と退社の社会保険雇用保険の手続き、労働保険料の計算や、社会保険の基礎算定資料の作成などもあります。
また上記重要資料のファイリングも大切な仕事です。
税務上だけでなく財務の知識、労務上の知識なども求められます。
税理士事務所の補助業務の仕事を2度とやりたくない理由
上に記述したように、幅広い知識を求められるとともに、クライアント先の社長や社員とのコミュニケーション能力も求められます。
もちろん、何の仕事であっても常に自分の向上意識を持ち、勉強に励むことはあるかとは思いますが、税理士補助業務はそれが顕著に現れます。
補助、と名前はついていますが、実際の業務は税理士のそれと殆ど変わりません。
しかも税理士資格を持っていると手当てがつく事務所が殆どなので給料は優遇され、もちろん高くなりますが、持ってない人との仕事の量は殆ど変わりません。
資格があるに越したことはありません。クライアントの数が多いので常に毎月といっていいほど決算業務に追われ、残業が殆どです。
また毎年12月~3月は業種的に繁忙期で、年末調整業務に加え、確定申告業務のプラスされます。
税理士事務所の補助業務の仕事をこれから行う予定の方へ
まず女性にはあまり向かない業務かと思います。本人の資質ももちろんありますが中小企業の社長からはまず、一人前と認められるまで時間がかかり、まともに話をしてくれません。
それから、子供が出来たら時間の自由も利かないので、残業が出来なくなります。
家庭を優先させるタイプはあまり向かないかと思います。
ちょっと経理経験が長くて、スキルアップのために税理士事務所に・・・と入ると、あまりの現実に愕然とします。
財務上、税務上、労務上の知識はもちろん、最近はこれらが毎年改正になるので常に勉強が必要です。
昨今はパソコン会計が多いので、ITの知識も必要です。
勉強が好きで、この仕事にプライドを持ち、そして接客が好きである方が一番向いてると個人的に思います。