社内PC・サーバの利用状態チェックの仕事を派遣社員で経験したH.M
社内PC・サーバの利用状態チェックのお仕事を派遣社員として3年間就業したH.M(男性28歳)です。
社内PC・サーバの利用状態チェックの仕事内容
社内で利用されているPC・サーバをチェックします。具体的には、マイクロソフト社製のSCCM(システムセンター・コンフィグレーションマネージャ)を使用して社内インフラに接続されているPC・サーバの状態をチェックします。
チェック内容は多岐にわたり、業務と関係ないソフトが入っていないか、P2Pなど情報漏洩を引き起こすソフトを使っていないか、ウイルス対策ソフトがきちんと更新されているか、MS社のサポート切れのOSを使用していないか、などです。
そのチェックは社内のIT関連規定に則っておこない、もし違反しているPC・サーバが存在すれば利用者に連絡し、規定にそって利用するよう通達します。
また、ウインドウズOSでサービスパックの更新があった際などは、その更新のサポートも行います。
今もこの仕事を続けていますか?
現在は続けていません。諸事情により転職しました。
社内PC・サーバの利用状態チェックの仕事を3年間やってみて・・・
私自信がPCに興味をもっていたこともあり、客先の企業内でどのようなPC・サーバが利用されているのか、利用ケースにはどういったものがあるかということを様々勉強できたのは楽しかったです。
通常は入れないようなデータセンターを見る機会もあり、仕事ではありましたが興味を満たすこともできました。
苦しかったことはPCの知識をお持ちでない利用者にPCの違反利用を連絡するときです。
「ここをクリックしてこのタブを開いて……」といった操作説明をわかりやすく行ったつもりでも伝わらず、逆にこちらが叱責を受けてしまうこともありました。
運用側としてはどうしても理不尽なご意見・クレームを頂戴することもありますので、その対応はつらい部分がありました。
これからこの仕事をしたいと思っている方へ
システム運用はエンドユーザの目線が欠かせません。
運用側はある程度PCの知識を持った人間が集まるので何気なくIT用語を交えて会話していても、そのIT用語がエンドユーザにも理解されるものとは限りません。
例えば「タスクマネージャを起動してください」と言っても伝わらない場合がほとんどです。
「ここをクリックして、次にここをクリックしてタスクマネージャを起動してください。するとこんな画面が表示されます。」といった説明が必要であす。
また、そういった操作はエンドユーザに通常業務を中断してもらってお願いしなければならないので、エンドユーザのペースに合わせて実施してもらう必要があります。
いくら規定違反のPCがあったとはいえ、常にエンドユーザに合わせた対応が要求されますので、システム運用を目指される方はエンドユーザ目線を常に意識してください。