百貨店の化粧品販売を3カ月で辞めた理由
百貨店での化粧品販売のお仕事を正社員として経験したM.Nさん(女性28歳)の体験談。私が化粧品販売のお仕事をを3カ月でやめた理由などをお話しします。
M.Nさんが体験した化粧品販売の仕事内容
大手百貨店内にある、オーガニックコスメを扱うお店での店頭販売。
店内の清掃。店内の模様替え。商品のサンプリングの配布。
商品の組み立てや納品。お客様へのクレーム対応。会計処理業務。手書きによるダイレクトメールの作成など。
お客様が来店されたら、お客様のご要望にお応えし、対応する。お客様の現在の肌や髪の毛のお悩み、改善したいことなどを聞き出し、そのお客様に一番合った商品をご提供する。
ときにはお客様にすべてオーガニックコスメを使用してのメイクアップを施し、商品の良さを理解して頂く。
一人のお客様に一人のスタッフが最後まで付き添うのがルールになっており、お客様を引き込ませる接客トーク、笑顔がとても重要な仕事。
今も百貨店での化粧品販売を続けていますか?
すでに辞めている。理由は帰宅時間が遅く、毎日終電で帰っており、拘束時間が長いこと。精神・体力的に限界を感じたから。
百貨店での化粧品販売を3カ月やってみて・・・
毎日お客様と会話をすることは楽しかったですし、自分のアドバイスによってお客様のお悩みが改善され、再度お客様がご来店された際に「○○さん。ありがとう。あなたのおかげで良くなりました。」と名前を憶えてまで言って頂けるのは、何よりもやりがいを感じました。
苦しかったこととしては、サービス残業が多いこと。
毎日終電での帰宅になること。百貨店独自のルールがとても厳しいこと。
毎月の個人売り上げ目標金額が決められており、目標が達成できないと、昇給や特別手当がないこと。
次第にお客様のことよりも自分自身のノルマや売り上げを一番に考えるようになってしまい、毎回お客様に値段の高い商品をオススメしている自分自身に嫌気がさしました。
これから百貨店の化粧品販売をしてみたい方へ
初対面の人と話すことに抵抗がないこと。これはとても大事です。
あとは、自分自身が販売している商品を本当に愛していないと出来ない仕事だと思います。自分の商品に対する知識、愛情、こんなに素晴らしいんです!!という気持ち。
それが深ければ深いほど、お客様へ伝わるし、自分自身の表情にも表れ、お客様を引き込ませる魅力的な接客トークに繋がるのだと思います。
本当にその商品が好きならば、売り上げやノルマを気にすることなく、押し売りすることなく、接客業という仕事を楽しめると思います。
店頭スタッフは毎日販売している商品をいつでも試すことが出来ますし、正規価格の半額で買うことだって出来ます。
これは化粧品販売員の特権だと思っています。