11か月で辞職。正社員として病院受付業務を体験したM.K(女性31歳)
病院受付のお仕事を正社員として経験したM.Kさん(女性31歳)。毎日残業の繰り返し(残業代はつけてはいけない)で心身ともに限界を感じわずか11か月で辞職しました。
M.Kさんが経験した病院受付の仕事内容
平日の午前中は主に企業の健康診断、人間ドッグ、を中心になるべくお待たせしないように全体の流れを把握し、円滑に進めます。
小さなクリニックですので、近くの大きい病院から検査してくれる先生が派遣されます。
健康診断、人間ドック受診者が多いほど検査していただく先生に負担がかかるので、間に休憩を促すなどのタイミングも重要視されます。
午後は外来業務と事務作業(主に健康診断の結果入力)、人間ドック(一泊型)、翌日、健康診断や人間ドッグで来院される方の事前準備(カルテ作成など)が中心となります。
新たな健康診断依頼の契約や人間ドッグの予約はクリニックが開いている時間は随時あります。
また月初であれば、上記の業務に各企業への請求書作成業務が追加されます。
今も病院受付の仕事を続けていますか?
元々、2人体制でこの仕事を行っていましたが経営者の判断で2人体制から1人体制へと変わりました。
2人体制でもこなせていたのかわかりませんでしたが、1人体制になり負担が2倍になり、毎日残業の繰り返し(残業代はつけてはいけない)で心身ともに限界を感じ辞職しました。
病院受付の仕事を11か月やってみて・・・
私の前任者の方は10年働いていたので、周りのスタッフや派遣されている医師、院長の信頼が厚い方でした。
その方の退職によって雇用されたのが私だったので当時、大学卒業したての私は要領も悪く、毎日が緊張の連続で愛想を振りまくこともできない小娘にうつっていたようです。
半年ほどたち、周りを見渡せるようにようやくなってきた時にほぼ毎日来院されていた外来患者の方に、よくがんばっているからと差し入れをいただいたり世間話をしていただいたりするようになりました。
自分のことで精いっぱいな私を見てくれて評価してくれる人もいるんだなぁと感じ、もっと周りにを見て最低限気を配らなければならないな、と思い始めてから気も楽になり視界が広くなったような気がしました。
これから病院受付の仕事に就きたいと考えている方へ
「病院受付」と聞くと受付だけしていればいいという印象を持つかもしれません。
実際そういう病院もあるかもしれませんが、大半はそうではないと思います。
決して華やかではない職種だと思いますが、「病院受付」はその病院の顔であり先生と患者さんを繋ぐ架け橋的要素が含まれているといます。
また病院に来訪される方は、心身共に不安がっている方が多いと思いますのでそこを考えながら接していかなければいけない仕事だと思います。
いろんな仕事に言えることだと思いますが、空き時間ができたら自分から率先して仕事を探すこと、悪い部分があれば改善を心がけること、なによりも来院される方の気持ちになって、自分に置き換えて行動することが大事だと思います。