工場設備機械を売る為に企業へ飛び込み営業する仕事
設備営業の新規開拓の仕事を正社員として3年2ヶ月経験しました。研究施設や太陽光発電工場など新規分野への飛び込み営業をする仕事でした。
設備営業の新規開拓の仕事内容
工場設備機械の新規開拓の仕事です。
従来の取引工場は食品加工などが多かったのですが、研究施設や太陽光発電工場など新規分野への飛び込み営業をする仕事でした。
新規業界に対する新規開拓なので、兎に角それぞれの業界のことから勉強し、ネットや展示会などで片っ端から会社名を探して電話でアポイントメントを取る事から始めました。
電話は多い時で1日300件かけてアポイントが取れるのが2~3件です。
年間でも新規取引に繋がるのは2?3件です。
それも大型取引ではなく、とりあえず部品や小さな器機になるので採算は全く取れません。
新規に加えて他のルート営業の既存客の大型注文の手伝いに週の半分以上かり出され、ボーナスは実績が無いので全くありませんでした。
設備営業の新規開拓の仕事はもうやりたくないと思った
電話のアポイントを取る作業は慣れても、すげない対応をされると心がめげます。
飛び込み訪問のお断りをされる方はさらに堪えました。
そもそも業界が違うので、つてもなければ機械を使用する提案も手探りの状態です。
無理矢理コストを下げるためといって、試し導入してもらうしか切り口がないにも拘らず、取り扱っている商品がことごとく壊れてしまった事もありました。
クレームが来てメンテナンス部に問い合わせても、知らない、忙しい、同行出来ない、時間が掛かる、とりあえずそちらで謝って時間を稼げなど、既存客を優先して新規顧客はないがしろにする会社でした。
その中で新規業界の新規開拓を任されても、結果が出る訳がありません。
新規開拓なのに、売り上げが無いからと何故かルート営業の企画資料を丸投げされて早朝までかけて仕上げる事もありました。
新規開拓にしても、トップが狙う業界など目星をつけてから業務を始めて欲しい。
これからこの仕事を行う予定の人へ
新しく新規開拓するにも、業界やターゲットの目星くらいトップで付けて採算を考えてから行っているところでない限り、丸投げで終わります。
ルート営業や従来のお客もある程度もらってからでないと、新規ばかりをまかされてもボーナスが無くなるばかりです。
もしくは、新規開拓事業部を新たに立ち上げた部署になった場合、3年は業績が出なくてもボーナスは確保出来る体制かどうかは確認が必要だと思います。
でないと、単に使い捨てられて終わりになりますし、通常業務に戻ってしまえば3年の努力は水の泡です。
機械設備のような大型の新規開拓は難しく、紹介の方がよほど効率がいいと思うので、全くの更地から別分野の新規開拓を行うときにはそういった紹介による成功事例をあげて広げていかない限り不可能に近いかと思います。
取引が部材ばかりにならないようお気をつけ下さい。