大手陸運会社の事務のお仕事を正社員として経験したK.Nさん
大手陸運会社の事務のお仕事を正社員として1年経験したK.Nさんの体験談。
大手陸運会社の事務の仕事内容
荷物の事故がおこった際に、原因を究明し、顧客に説明し、請求書の送付を案内します。
その後、事故責任支店の担当者と交渉し、責任が発送店にあるのか到着店にあるのか、ドライバーにあるのかコンセンサスを取り付けます。
顧客から事故の説明を求められた際は実際に出向きますし、荷物置き場で事故の連絡が入りましたら、現場確認と荷物の回収に行きます。
顧客から請求書が送られてくるのを待つ間に、代替品を出すのか出さないかの確認を顧客にし、出される場合は、ドライバーに集荷に伺わせ、無料で発送します。
請求書が顧客から送られてきた後は、保険の求償用紙を作成し、責任店舗に送付し、責任確認印が押印された書類が返送されてきた後、本社に転送します。
今も大手陸運会社の事務の仕事を続けていますか?
休みの日も書類を作成しないと追いつかない程の書類の数で、他の業務と共に毎日15時間の残業が普通になってきたため。
大手陸運会社の事務の仕事を1年間やってみた感想
自身の裁量で業務をコントロールできますので、楽しかったのですが、全国からくる荷物と全国に向けて発送する荷物の事故荷物を担当しましたので、業務量がとても多く、大変でした。
来る方の事に関する仕事をしながら、出る方の仕事について呼ばれ、瞬時に頭を180度切り替える必要がありました。
最初は慣れませんでしたので苦労しましたが、だんだん楽しくなって来ました。
しかし、事故は突然に起こるもので、自動車事故とは違い荷物の事故のためその数はとても多く、処理をしなければいけない事務処理や電話も多いので、大変でした。
担当者も私一人で行っておりましたので、日々平均15件の荷物事故をさばくのにはもう一人必要なのですが、来る方を担当していたスタッフが結核で休んでしまいましたので、その後引き継いだ後は、そのスタッフが復帰した後も続けておりました。
大手陸運会社で働くことを考えている方へ
かなり状況が変わり、大口を取らなくなってきていると聞いています。
小さなロットで荷物を受け取り、収益を上げようとしている会社が多いと聞いています。
大口ロットですと、荷物を動かす回数が減りますので、事故のリスクがその分少なくなります。
そういう意味では、荷物事故担当者の負担は増えているのではないかと思われます。
会社も営業力を上げようとしていると思われますので、事故に対するケアはできにくくなっているのではないかと思われます。
負担が増えているということをしっかりと伝えられるような人ではないとつとまらないと思いますし、しっかりと伝えるという伝え方の研究も必要です。
ドライバーは、きつい中仕事をしていますので、その方達のことも考えなければなりません。