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半導体製造装置の組み立て、配線作業のお仕事体験談



半導体製造装置の組み立て、配線作業のお仕事を正社員として約20年働いた経験があるM.Mさん(男性53歳)の体験談やこれからこの職種で働く方へのアドバイスです。

半導体製造装置の組み立て、配線作業のお仕事体験談


どんな仕事内容?

半導体製造装置の組み立て、配線を行う下請け会社で勤務しておりました。
半導体製造装置にはいくつかの装置があり、この中の装置で自社へ持ち帰って製造できるユニット、コントローラ、AC電源などの組み立て配線作業を行い、完成したら納期前に納品を行う作業です。

図面を見ながら組み立て、配線作業を行い、ミスが無いよう確実に検査まで行います。

半導体といった一般的にはあまり馴染みの無い製品作りなので実際にどこで使われているものなのか作業者はあまり理解出来ていませんでしたが、個々の製品については作業する場合ある程度のスキルが必要になっていました。

何に使われるか分からない物でもそれを細かく分けて考えていくとこの装置は何をする物かが分かることが出来ました。

最終的に何をする物か分からなくても前工程で何をする物か理解できていたので特に問題なく作業を行っていたというのが現状でした。


今も半導体製造の仕事を続けていますか?

今は自主退職しました。理由は半導体製造が下火になり、会社としても経営が苦しくなってこのまま残っても上がっていく保証が無い為早期退職しました。


この仕事で楽しかったことや苦しかったことなどエピソード

楽しかったことは一つ一つの製品が納期通りに不具合も無く納品できた事です。
毎月必ず2~3件の不具合があり、何も不具合が無かった事は何より達成感があって良かったと思います。

逆に苦しかった事はその不具合について対策書を書く事について原因、対策などの対応を行う事が苦しかったと思います。
当時は主にこの対応を一人で行っており、下手な言い訳をしても親会社から付き返されて再度書き直しを行っていた事です。

確かに不具合については原因があり、その対策についてもしっかりと行わなくてはならないのですが、それが分からないのでとても苦労しました。

実際に作業を行った作業者に聞き込みを行い、そのときの状況を詳しく説明させそれを有る程度分かりやすくアレンジして原因を書きました。

対策については再発防止に最も効果があると思われるような冶具の作成を行ったり、写真等で分かりやすく作業できるようなマニュアルの作成を行いそれを対策書として提出していました。

今考えるととても苦しかった事の一つです。


半導体製造の仕事をしたいと思っている方へ

現在国内で半導体製造を行っている事については、当時の環境とは全く異なっていると思います。

今はほぼ中国他他国が主流で半導体製造に携わっているので、国内での作業はほぼ皆無に等しいのではないかと思います。
又、勤務地についても国内もあれば海外常駐という事もあるかと思います。

半導体という非常にシビアで厳しい品質を守っていく上で作業していくのは当然難しく、何よりも各社(全世界)が競争でコストダウンしながら良い製品作りを行っているので、昔ながらの考えではこの競争に負けてしまいます。

そうならない為にも確実に良い製品作りと時間的なコストを考えながらどうしたら安くて良い製品が出来るか真剣に考え、如何に日本の製品に目を向けさせていくかが生き残っていく重要課題だと思いますのでこれらを踏まえて努力していって頂きたいと思います。

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