半導体製造業の仕事を契約社員として14年間やってきました
半導体製造業の仕事を契約社員として14年間やってきました(35歳男性)。半導体製造業の仕事内容や2度とこの仕事に就きたくない理由を話します。
半導体製造業の仕事内容
クリーンルーム内での半導体製造を行う工場にて、製品製造・検査・出荷を行っています。
機械での検査が主になる為、オペレーションがメインとなるが製品規格が機械で行えない規格に関しては、人の手での検査となる。
基盤組み込みの製品である為に、サイズは小さく検査は顕微鏡による確認を実施後に、機械にて使用可能であるか検査となる。
出荷に向けた検査も実施する。内容は位置の確認と保護シールの確認が主となるが、機械で行えないものに関しては人の目で検査となる。
製品サイズは小さく出荷トレーでの傾き等も検査対象となるが、機械で判断出来ない部分の為、人の目による検査となる。
クリーンルームから外部に出す為に、真空状態になっているパックに詰めてだすまでの工程を行う。
半導体製造業の仕事を2度とやりたくない訳
細かい製品である為に、機械のエラー発生率が高いがオペレーションである為に、人員数は減らされているので業務が必要以上多い。
細かい業務が多く人の力を使う部分が多いのに、数をこなしても給与に反映されない。
深夜時間での勤務があるが、勤務時間が休憩含み12時間の為長い。
4日行ったら4日休みの勤務であるが、休みを長く感じる為に体調を崩しやすい。
深夜での勤務でも仮眠をとることが許されていない。
クリーンルーム内での勤務である為に、閉塞感が高く外の状況も分からない。時間の感覚が薄くなっていく。
業務が減らないのに、新たにする業務は増えている。
部署によっては暇な部署もあり、ダラダラとやっているのが目に付いて気持ちが下がる。
これから半導体製造業の仕事を行う予定の人へ伝えたいこと
給与条件が良くても安易に飛び込んではいけない。
今は業績が良くて人手が足りずに条件が良いだろうが、業績が悪くなると条件が次第と悪くなってくる。
半導体製造は知識や経験不問という場所が多いのは、入ってからすぐ覚えさせられる内容が出来ないと、数か月で辞めさせる状況まで追いつめられる。
少々口の悪い人などもいるので、メンタル的に強くないとやっていけない場合が多い。
やった事ない業務を突然任されることもある。その時にミスしても責任が全て押しつけられる。
休みが多いという名目での勤務で、自分の時間が多いと思われるが、実際にはその様な時間は作れず無駄に過ぎてしまう場合が多い。
夜間勤務後、休みはカレンダーでは4日となるが実際は3.5日となる。
この手の業種は結構あるが、書いたことを踏まえて安易に飛び込むのはやめておいた方が良い。