互助会や各種サークル会員獲得営業の仕事、嫌でたまらなかった
互助会や各種サークルの会員獲得営業の仕事はもうしないと決めましたSJ(39歳男性)。正社員で約1年半この仕事に就きましたが老人の心の寂しさに付け込んで会員を獲得する方法が嫌で嫌でたまらなかった。
私が行った仕事内容
大手葬祭会社の子会社で互助会や様々なサークル活動を(歌やスポーツなど色々ある)展開している会社の営業部門。
前職の経歴を買われ係長として入社、終活(生前に葬儀の準備を済ましておく活動)等に興味がある、お年寄りに対して互助会等、各種サークルに入会してもらう営業活動。
各地方で行われる、終活などの冠婚葬祭イベントやプレゼント当選ダイレクトメールの配布、テレアポなどで対象者にアポイントを取り営業活動を実施する。
営業のターゲットは主にお年寄である。お年寄りの色々なお話を聞きながら、生前に行う葬儀準備の説明やトラブル等を説明して自社の互助会を提案する。
同時にサークル活動を紹介し友達が出来る等、持ち上げてサークルと互助会に入会していただく。
心の寂しさに付け込んで会員を獲得する方法が嫌だった
基本的には独居老人の心の寂しさに付け込んで会員を獲得する方法が嫌で嫌でたまらなかった。
1件獲得ごとに高額なインセンティブが発生していた事から会員になるとエグイ嵌め込みがあるのだろうと思っていた。(営業活動に支障があるから入会後のことは、あえて知ろうとしなかった)
営業活動中、たくさんのお年寄りから色々な悲惨なお話を聞け心が痛んで麻痺してく自分が嫌であった。
中には、入会すると騙されるのを薄々感じながら「あんたのために入会するよ」と言ってくれる方もたくさんいた。
もともとは起業資金を貯めるためと割り切って入社していたが、いつの間にかお年寄りに対する人生相談員になっていた。
目標貯金額には届かなかったが営業成績もモチベーションもなくなったため退職した。
この仕事をこれから行う予定の方へ
はっきり言います。経験がある方ならわかりますが、ほぼ修行です。自分の心の中では「ブラックじゃないグレーなんだ」と言い聞かせてください。
また、営業活動はルーチン作業に近いため疲れてくると気持ちが切れていきます。
気持ちが切れるとやる気が無くなってきて、お客様にも気持ちが伝わり上手くいかないでしょう。
私はこの会社を退職後、起業しました。この時の経験が今でも生きており、事業は何とか続いております。只、履歴書は汚れるので覚悟はしてください。
この仕事を通じて経験した重要なことは「相手の問題解決のために自分を気に入ってもらう。信用してもらう事」この能力はどんな事柄にも応用がききます。大変便利です。
仕事以外に家族、近所の人なんでも応用が利きます。夫婦喧嘩も起きません。事前にフォローしてしまうからです。
きっと成長できます。