10年間、正社員としてレンタルDVD店のお仕事を経験しました
10年間、レンタル店の店員のお仕事を正社員として経験したT.Iさん(女性42歳)。お客様から『おすすめしてくれたあの作品、すごくよかった。ありがとう』と言われたときは本当に嬉しかった。
レンタルDVD店の仕事内容/h2>
ビデオ、CD、DVDのレンタル、販売のお店で最初はバイトとして働いていましたが、二年ぐらい働いた後に正社員となりました。
仕事内容としては、入荷したDVDやCDなどをレンタル用に加工してから店頭への陳列、過剰在庫を間引いて中古販売用に加工、入会希望者の入会手続きなど、商品に関することと接客全般でした。
そのため、商品入荷日は早朝出勤で新作を陳列するスペースを作ったりというようなこともしていました。
扱うDVDやCDのジャンルも結構多かったため、様々な問い合わせも多く、接客もレジだけでなく商品知識も必要だったので、陳列場所、俳優、監督、作品ジャンル、アーティストとあらゆることを覚えなくてはなりませんでした。
月に一度は、店員たちがいろいろ考えて特集コーナーなども作成していました。
今もこの仕事を続けていますか?
店舗自体が閉店となったため、もうやめています
レンタルDVD店の仕事をしてみた感想
苦しかったことというのはあまりありませんが、最後の方は、自分たちの意志ではなく本部からの指示で動かなくてはいけなくなったので、仕事が楽しくなくなってしまいました。
すべて効率化させようという感じになってしまったのが残念でした。
どう陳列すれば一番探しやすいかというようなことを考えながらの作業だったり、特集コーナーを作ったり、自分たちであれこれ考えての仕事は、残業だろうと早朝出勤だろうと、とにかく楽しかったと記憶しています。
そして何より、来店してくれるお客様から、『おすすめしてくれたあの作品、すごくよかった。ありがとう』と言われたときは本当に嬉しかったですね。
やっぱり接客業という仕事なので、お客様の笑顔が一番の楽しみだったとつくづく思います。
これからレンタルDVD店で働きたい方へ
今は、殆ど機械化されていることもあり、細やかな接客というものはあまり必要ないかと思いますが、店内で扱う商品の知識はあって損するものではありません。
ヒット作はもちろんですが、あまり知られていない作品やジャンル、アーティストなど幅広く知っておくことで、仕事にも余裕が出てきますし、お客様にも喜ばれます。
商品の陳列は機械化されても、結局、人間が相手なので、予想もしないことを聞かれたりします。マニュアルは、マニュアルとして覚えておかなくてはならないですが、臨機応変に対応できるように、幅広い知識を持っておくことも必要になります。
そして、相手の立場になってみればどんなにいそがしくても自然と笑顔が出てくると思います。