ファミリーレストランの厨房のバイトを7か月で辞めた理由
ファミリーレストランの厨房のお仕事をアルバイトとして経験したT.Bさん(男性19歳)。シフトが変則的で自分の予定が組みづらいこと、業務自体が時間との勝負であるためついていけなくなったことが原因でその仕事を7か月で辞めてしまいました。
ファミレスの厨房の仕事内容
主に行うことは注文された料理を調理する、片付けられた食器類を洗うといった一般的な厨房のお仕事。
ほかに、配送されてくる食材や調理器具を冷蔵庫、倉庫に運ぶことや厨房内の清掃を主な仕事として行った。
調理する、と言っても行うことは簡単な調理補助である。
たとえば、ハンバーグを焼くときは冷凍されていたものを自然解凍させ、熱された鉄板の上で表何分、裏何分といった具合に、具体的なマニュアルが定められその通りに調理していれば問題はない。
また、そのほかスパゲッティやラーメンなどの麺も冷凍のまま麺類専用の機械によって茹でてしまうため、茹で加減などを気にする必要はないだろう。
食器類の洗浄は基本的に業務用の自動食洗器が行うため、自分たちが行うことは頑固な汚れを少し落とすことが中心である。
こうした業務はファミレスでは、どこでも同じようなものだといえるだろう。
ファミレスの厨房の仕事を7か月やってみた感想
この仕事を行う上で楽しかったことは、今まで料理を受け取る側であった自分自身が今度は供給する側として来店する人に提供できたことである。
また、調理補助程度の作業ではあるが自分自身の手によって料理を作っていくことは純粋に楽しむことが出来た。
逆に苦しかったことは、ファミレスということで料理提供までの時間を重要視していたということから、一つの調理ミスが重大な遅延に繋がってしまうということである。
特に混雑時はそれに伴って他の業務も遅れてしまうため、自分だけでなく他のクルーやお客に多大な迷惑をかけてしまうことは非常につらかった。
また、納品の作業は重い荷物を狭い倉庫内の整理をしながら仕舞わなければならなくなるため、単純に腰を壊してしまう原因にもなってしまった。
ファミリーレストランの厨房で働きたいと持っている方へ
この職種で働いていく上で重要なことは厳しい時間制限の中で冷静に仕事をこなしていく能力だと思う。特に混雑時はどうしても焦りが生まれてしまう。
そういった焦りを気にせずに冷静に対処できる人はこういった仕事に向いているのではないか。
また、厨房に立つ人間はお客とコミュニケーションをとるということはすくないため、そうした会話が苦手な人やコミュニケーション能力が低い人はそういったことを気にせずに仕事ができる数少ない職種の一つであるといえる。
逆に対人関係を磨きたいと考えている人は厨房の仕事はやめておくことが賢明である。
ファミレスの厨房の仕事には納品作業という重い荷物を運ぶ仕事もあるため、力に自信がない人や女性にはお勧めしない。
ほぼ立ち仕事であることもあいまって、脚や腰が弱い人には絶対にお勧めできない仕事である。