社会情勢の影響をモロに受けやすい派遣スタッフ
今現在、既に派遣で働いている方も、これから派遣で働こうかな~と思っている方も、絶対にキモに命じておいて欲しいことをお話します。
現役派遣スタッフさんにとってはわかりきっていることかもしれませんが、本当に大切なことなので、これを機会に気持ちを改めて下さいね。
2015年からは3年ごとに仕事を変える必要がある
2014年3月11日に決定された改定派遣法は2015年4月から施行されます。
この法改定により、どんなにスキルの高い派遣スタッフさん、専門職で働いている派遣スタッフさんでも、同じ会社で働ける期間は3年になります。
専門26種で働いてきた方の中には、その企業に何年も常駐して、新入社員や中途採用正社員よりも強い立場だった人もいるのではないでしょうか。
これからは、最長3年をめどに派遣会社から仕事を紹介してもらう必要があるのですが、派遣の場合、よほど高いスキルを持っていないかぎり、年齢を重ねるごとに仕事の紹介量は減ると言われています。
仕事がない!なんてことにならないように、腕磨きや転職を常に視野に入れておきましょう。
働く状況が変化しやすい
実は2012年10月1日にも改定されている労働者派遣法。
このときの大きな改定内容は「労働契約期間が30日以内の日雇い(短期)派遣は原則禁止」というものでした。
工事現場などで労働力として募集していた日雇い派遣の募集を禁止にしたのです。
そして2013年の10月4日には、日雇い派遣を解禁するような意見書のまとめが行われました。
約1年で、法改定の見直しが訴えられた労働者派遣法ですから、これからもどうなるかわかりませんよね。
何十年も年功序列・終身雇用が当たり前だった日本において、派遣という働き方はまだまだ新しいもの。
どのような規制が企業・派遣会社・スタッフにとってベストなのか、国としてもまだまだ模索の段階なのです。
今後も様々な規制や法改正が行われることが想像できます。
派遣スタッフの中には「法改正が行われるたびに働きにくくなる」と感じている方もいます。
一時的な派遣ライフなら問題ないですが、派遣で長く働きたいと思っているなら、自分の生活が社会情勢や行政に左右されることを覚えておきましょう。
アンテナを張って、先見の明を持つことも重要です。
派遣という働き方を強みにして
IT業などの専門職が得意な派遣会社の多くは自社独自のスキルアップシステムを採用しています。
資格取得サポートやPC操作のe-ラーニングなどはわりとポピュラーなので、もし登録している派遣会社にこういったシステムがない場合は、他の派遣会社のサポートと比較してみて下さいね。