工場勤務の製造派遣とは?
派遣社員というと、秘書や翻訳、OA操作の事務系、設計や開発などの技術系をイメージする方も多いと思います。
就業者が多数求められる派遣のひとつに製造派遣があります。
製造工場などで、新製品の発売や業務拡大時に大量の派遣社員を募集することが多く、特に高いスキルを必要としないことから簡単に就業できる仕事でもあります。
そんな製造派遣について詳しく紹介します。
製造経験を求めないことが多い
製造派遣は製造経験を求めないことも多いです。
大企業になると、基本的な作業(ドライバーや半田付け)については研修期間を設けて指導をすることもありますし、簡単な加工や組立を任せられることもありますので、特殊な技術は要求されません。
作業のスピードを要求されますが、同じ作業を繰り返すので心配ありません。
技術を積み上げていくというよりは、慣れが必要な作業ばかりです。
小さな工場では欠員が出ると募集がかかることもありますが、たいがいは大手工場にて人員を大量に増やす為に募集がかかり、人員が集められることが多いです。
郊外、特に地方での就業となりますが、寮が完備されていたり、現地までの移動費を負担してくれる場合もありますので、登録後すぐに就業することが可能です。
会社によっては日払いや週払いに応じてもらえることもありますので、住居やお金に不安があるけれど健康に自信があるという人には向いているでしょう。
勤務体制
製造派遣の特徴としては、交代制や夜勤勤務が導入されていることです。
大量に製品を生産させるため、24時間、工場をフル稼働させることは珍しくありません。
日勤、夕勤、夜勤など時間を区切って定期的に人を交代させる方法と、日勤と夜勤で希望する時間帯に勤務する方法があります。
特に夜勤勤務は時給が高くなることもありますので、収入を増やしたい人には向いているかもしれません。
ただし交代制は体内リズムを作ることが難しくなり、夜勤勤務専門も体に負荷がかかりやすくなります。
身体の自己管理が必要となりますので、体力づくりや病の予防に気を配る生活を心掛けましょう。
急きょ契約終了をさせられる場合も
製造派遣で注意が必要なのは、生産量が常に一定ではないということです。
企業は在庫を抱え過ぎるリスクを回避するため、常に市場や取引先との状況を見ながら、生産計画を立てています。
生産量を減らせば勤務時間を減らしたり、人員も削減したりすることもあります。
急きょ契約終了をさせられる場合もありますので、長期勤務ができない不安定な職種であるともいえるでしょう。
登録時に派遣先の会社の状況について確認しておくこと、勤務時間や期間について希望を伝えておくことも重要です。