派遣会社の運営を行う組織や事情
派遣会社には、まず直接的に取引先の会社と仕事の請負などで交渉をする営業の部門があります。
そして、仕事を請け負うスタッフの管理や仕事などのトラブルの管理を行うコーディネートとしての派遣会社のスタッフもいます。
さらに会社の内部の人事を司ったり、経理事務を行ったり、会社を経営するための運営企画などの部門も存在していて、組織の意味では一般企業の組織の仕組みとほとんど変わらない事が特徴です。
派遣社員から正社員を目指す場合は、派遣会社の運営を行う組織や事情を知っておいた方が良いです。
派遣社員として働いていた場合に、例えば請負先の事務職などの内勤として働いた人が、突然に派遣会社の営業の部門として異動を求められたり、コーディネートの仕事を求められる事もあります。
当然、営業やコーディネートの仕事の経験がないという考えを持って仕事の依頼を断ったとしても、仕事の門戸は狭まっていくだけです。
しばらく派遣として働いていた場合、余裕があるならば請負先の社員の人や派遣会社の社員の人に経験した事のない職種のアドバイスを受けておくと、やる気があると判断されやすいです。
そして、未経験の業種でも場合によっては派遣会社や請負先の会社などの職種に就職できる可能性があって、希望している正社員としても転職できる可能性が高くなります。
元々派遣先で働いている業種にまい進したいのであれば、ステップアップをしながら正社員を目指すのも良いです。
事務職で派遣社員として働いている人が正社員を目指す場合は、事務職の飽和状態によってスキルや経験次第では正社員になるのが遅くなる可能性も高いです。
営業職の場合は、ビジネスマナーをきちんと習得しておけば、専門的な知識などを身につけなくてもよいので、派遣社員から仕事を請け負っても、やる気次第で正社員になりやすいです。
派遣会社から注目されている人材に
勤務している派遣会社で、会社から注目されている人材になっている事が重要です。
派遣先で働いている場合に、現場の業務経験が豊富で、多くの現場において請負先の会社からの評価が高いならば営業職の適性は十分にあると考えられます。
何よりも営業職以外の他の業種で働いていた場合、多くの請負先の社員と信頼関係を気づいていく事を心がければ営業職の正社員として任命される確率が上がって、仕事のやりがいにもつながりやすいです。
派遣会社の内部でのコーディネートとしての正社員を目指す場合は、交渉の能力が必要になるので、カウンセラーなどの交渉の能力を持つ資格の取得を目指す事です。