派遣の求人情報の読み方
派遣社員に限らず、求人情報は仕事を探す人には大切な情報です。
ですが曖昧な部分が多く、誤解があったり、理解しきれていない部分もあります。
少ない情報から裏を読み、効率よく仕事を探す方法をご紹介します。
給料について
時給換算の多い派遣のお給料は、求人情報を見ても分かりにくいもの。
素直に時給×時間×日数で計算してしまうと、給料日にショックを受けます。
「○○万円以上可能」とあっても、保険料や所得税諸々の差し引きがあり、手取り額は少なくなるもの。
実際に振り込まれるお金は、それより低い金額であることを覚えておきましょう。
また、「○○万円以上可能」はあくまで可能な場合もあるということも。
つまり残業と休出をめいいっぱいした時の支給額を参考に載せている会社もあるのです。
レイアウトによっては「可能」の文字がとても小さく配置されているなんてことも。
月給はあくまで参考、派遣は時給や日給で判断した方が堅実です。
ちなみに労働基準法では、残業すると時給の25%増しに、休日出勤は35%増になります。
残業、休出の多い職場はこの基準を参考にしましょう。
女性スタッフ希望か?男性スタッフ希望か?
求人情報に男女の希望を記載することはできません。
あくまで男女均等に希望する職種につけるよう、表向きは差別しないよう配慮しています。
ですが、実際は職場によって希望があります。
女性同士の方が仕事がしやすい職場もありますし、男性向けな職場もあります。
派遣元も派遣先会社も、できれば適材適所で安全に業務を遂行して欲しいという思いがあるのです。
この場合、求人情報には「男性が多く活躍中」「女性の多い職場です」などといった記載があります。
無駄足を踏まないよう、このような情報も参考にしましょう。
第二新卒について
また、よく見かける「第二新卒」という枠ですが、これは一般的に「卒業して3年以内」の若者を指すようです。
正社員であれば、第二新卒でも就業経験があるかどうかを重視するかもしれませんが、
派遣であれば、単に若い未経験者を歓迎している場合もあります。
「WORD、EXCEL」のスキル
事務やOA機器操作でよく見かける「WORD、EXCEL」のスキルですが、これは企業によって様々です。
ひな形を作成する所から派遣に任せるところもあれば、ひな形に埋めていくだけの作業をさせることもあります。
「初心者だからスキルが足りないかもしれない」と断念してしまう人もいますが、充分に足りていることもあるのです。
派遣会社に相談すれば応募が可能なこともありますし、無料OA講座を受けることができる所もあります。
気になる案件を見つけたら問い合わせだけでもしてみてください。
普通の企業に正規雇用を前提に問い合わせるのは緊張しますが、派遣会社ならば身近で相談しやすいはずです。
親しくなれば求人情報には載せていない詳細な情報を教えてもらえるのも、派遣ならではのメリットです。