派遣で働くのは仕方ないから?それともあえて選ぶ?
正規雇用の当てがなく、仕方なしに派遣という選択をした人もいるでしょう。
非正規雇用という働き方に否定的な人もいるかもしれませんが、あえて選択している人達もいます。
働き方やお金の価値観は人それぞれです。
何を重視するかによって、派遣にも大きなメリットはあります。
派遣のメリットとデメリットを見てみましょう。
デメリット
収入が不安定
デメリットとしては収入が不安定なことです。
時給契約の派遣社員は時給分の収入しかありません。
長期休業時は出勤日数が少なくなるため、当然、収入も低くなります。
また、ボーナスなどの手当もないため、年収は決して高くありません。
いつ契約を解除されるか分からないため、人生計画が立てにくく先行きは不安です。
責任ある仕事を任されない
もう一つのデメリットとしては責任ある仕事を任されないこと。
代替えがきく仕事や、正社員の指示を受けなければならない仕事に物足りなさを感じる人もいるでしょう。
仕事にやりがいを感じることや、ステップアップさせることが難しいかもしれません。
メリット
メリットはデメリットの裏返しになります。
時間が十分に確保できる
残業、休出のない案件を選べば、プライベートの時間が十分に確保できます。
資格取得の為に勉強する時間が欲しい人や、趣味を充実させたい人もいるでしょう。
アルバイトやパートタイムよりは時給が高いことも多く、条件を満たせば保険に加入もできます。
収入よりも時間を確保したい人には最適な働き方かもしれません。
また、ルーティンワークを得意とする人に向いている仕事は多いと思います。
重い責任を負わされない
重い責任を負わされる、高い成果を求められることにプレッシャーを感じ、働くことや会社のやり方に疑問を感じる人にも働きやすい環境といえるでしょう。
自分の能力だけで収入を得ることができるため、会社の理念や思想に寄り添う必要はありません。
ある意味、フリーランスに近い働き方になります。
もちろん、これらは無責任に、自由に働けるという意味ではありません。
自分の仕事に責任を持つことは、どんな仕事にも必要です。
経験を積むことが難しいと言われる派遣でも、そうとは言い切れません。
経験が浅い、資格を取りたてな場合など、正規雇用が難しい場合も多々あります。
ですが、作業を分散化した会社などでは、その一部を派遣に委託することもあります。
未経験の場合、派遣社員で経験を積み、その経験を活かして正社員に就職するという人もいます。
経験を問われる職業に就職したいときは、まずは派遣から始めるというのも一つの手です。
派遣のデメリットを理解し、自分を納得させる、解決させることも重要ですが、派遣には派遣のメリットがあります。
それらを活用し、充実した人生を送ることも十分に可能です。
派遣について検討することは、働き方の見直しにもなるでしょう。