新しい業種に挑戦しやすいのが派遣のメリットですが…
沢山の派遣会社が、派遣で働くことのメリットに仕事内容を選べることやいろんな仕事を経験できること、短期でもOKなことをあげています。
一見願っても無いメリットに思えるこれらの仕組みですが、本当に利点なのでしょうか?
派遣の職種変えには、利点と難点が
特に何も資格がない・働きたい業種がない、こういった方の場合手っ取り早く応募できるのが
・コールセンター
・事務系(PC操作必須案件多数)
ではないでしょうか。
身体を使った労働などもありますね。
特に女性でありがちなのが、「資格がないからとりあえずコールセンターやってみて、行けたら事務系いこうかなー、そのうち結婚して専業主婦になれればいっか」という一貫性が無い働き方。
職種変えしやすいことが派遣の利点なので、コールセンターから事務に変わっても何も問題は無いのですが、これ、実はとてももったいない働き方のひとつです。
あなたの能力や努力は、全て時給となって返ってきます。
しかし、一貫性の無い仕事にばかり就いていると時給に反映されにくいのです。
もし仕事内容にこだわりが無いのなら、コールセンターを極める、英語を勉強して事務職で幅を広げるなど、同じ業種でステップアップできるようにした方が高い時給を望めます。
3ヶ月ごとに転職している派遣スタッフ。あなたならどう思う?
もしあなたが企業側の面接担当だとして、3ヶ月ごとに転職している職務経歴を見せられたらどう思いますか?
とりあえずスキルや職歴は重視するかもしれませんが、「うちに来ても3ヶ月で辞めるんじゃ?」「何が問題で仕事をコロコロ変えてるんだろ?」と不安になるのではないでしょうか。
「短期でもOK」は派遣スタッフにとってはメリットですが、企業が肯定的に受けとめてくれるとは限りません。
長く勤めることが良いことではないですが、短すぎるのも考えものです。
できるだけひとつの派遣先に長く勤めるために大事なことが、社員の立場に立ってみることです。
社員の立場で考えるとわかることがある
派遣という環境の中にいると、自分たちの常識が派遣先企業の社員とズレてしまうことがあります。
このズレがイライラになり、ストレスになり、最終的には爆発することも。
社員を切ることはなかなかできないことですが、派遣ならいくらでも交代がいるのが現実。社員と戦って損をするのは間違いなく派遣です。
ズレを感じたら、自分に指示を出してくれている社員の立場で考えてみましょう。
そうすることで見えてくるものがあります。
派遣の場合、良くも悪くもその会社に勤められる期間は最長で3年です。
「お互い大変ね」と思えることで気持ちも軽くなるはずです。
なるべく長く気持ち良くひとつの派遣先に勤めて、スムーズに次の案件に移れるように心がけることも派遣ライフにおいて大事なことです。