採用担当正社員の本音「企業から見た派遣スタッフ」
正社員を期待していた紹介予定派遣だったのに、契約社員止まりだった。
派遣スタッフと正社員の扱いが違いすぎてやる気がでない。
こういう派遣スタッフ側の声を正社員はどう思っているのでしょうか。
IT企業で採用担当を行っている勤続10年の正社員男性に聞いてみました。
まず、派遣スタッフさんはスキルが高い人が多いです
これは確実に言えることですが、スキルが高い派遣スタッフさんは本当に多い。
自社の社員よりも知識に長けている人、腕がある人なんてザラにいます。
個人的な感想ですが、即戦力が必要な場面で役に立つのは外注さんよりも派遣さんであることが多いように思います。
派遣という働き方を好んでいるのなら何も言うことはありませんが、なんとなく派遣になってそのままズルズルと続けているとしたら、とってももったいないと思いますよ。
派遣さんが働きやすい環境とは
正直言うと、派遣さんが働きやすい職場作りって一般社員のチカラでは難しいものがあるんです。
派遣さんと会社との契約内容を100%具体的に知り尽くしている一般社員なんていないと思いますから・・・。
だから、社員からやっといてと言われたことが契約と違うことだったとしたら、派遣元に言った方が良いと思います。そうすることで仕事を振った方も気がつくことができますから。
わたしたちから言えるのは、派遣元の営業さんを上手に活用して欲しいということです。営業さんを通して派遣先の上司にうまく伝わるような形に持って行って欲しいと思います。
派遣先企業の正社員と仲良くなって、女子会なんかでグチをこぼす派遣さんもいらっしゃいますが、あれは本当にやめた方が良いですよ。
必ず多くの正社員の耳に入ることになり、ご自分の立場を悪くすることになります。
紹介予定派遣からの正社員登用はあるの?
もちろん、ゼロではないです。
ただ、とても難しいものであることは確かです。
シビアな話ですが、派遣スタッフで賄えるところを正社員登用する必要は無いですからね。
ただ、逆に一般派遣で来てもらった人材を社員登用した例もあるので、会社にとって有益になる派遣さんだったらチャンスはあると思います。
特にプログラマー不足と言われている現在のIT業界においては、スキルが高い方だったら、紹介予定派遣ではなく一般中途採用で正社員登用する会社も多くあります。
現状を中心に考えるのではなく広い視野を持って「働く」ということを考えてみていただきたいです。