多重派遣の事例
派遣会社への登録が終わったらお仕事探しです。
色んなやり方がありますが、今の主流はやはりネットでしょう。
各派遣会社が運営するサイトに登録会の時に頂いたIDとパスワードでログインしてお仕事探しをします。
お金優先で探そうか?楽そうな仕事を探そうか?この色々選らんでいる時が一番楽しいのかもしれません。
自分の働きたい日を選んで検索して探します
お目当ての日程に手頃そうな日給でありました。(私は年収500万円以上の副業扱いなので日雇い派遣が出来る状態です)
私が登録したのは株式会社○○という一般労働者派遣事業を行っている会社です。
当日現場に来たのは株式会社△△の人であれやこれやと指示されます。
しかも早く終わったらそこで終了と聞いてきたのにそこの現場が終われば次の現場、また次と時間ぴったりまでこき使われました。
そこで気づいたんです。
これって「多重派遣」じゃないの?
派遣先企業から更に別企業に派遣する契約を指し、この場合派遣先は、中間搾取につながる事や、派遣元→派遣先→派遣先という流れで労働者との契約関係が流れるので、責任の所在が不明瞭になったりする為労働基準法6条(中間搾取の禁止)や職業安定法44条により禁止されているものである。
この多重派遣に該当する場合、関係する当事者全員に刑事罰が与えられる場合があります。
中間搾取の禁止の場合…1年以下の懲役または50万円以下の罰金
過去にも有名企業による多重派遣事件が新聞を賑わせた事があり、実際に廃業に追い込まれた企業もあるほどです。
但し、派遣先から更に別の企業で業務委託の作業をした場合などの例外もあります。
契約の形態「派遣・職業紹介・業務委託・請負」など様々であり、確かにその形態によりそれぞれ色々規定が異なる場合もあります。
しかし、最終的には契約書に記載された文言ではなく、勤務の実態により判断されますので、困った事が起きた場合は近くの労働局や労働基準監督署などに相談することをおススメします。
結局最初に呈示された金額は貰えたし、特段揉める必要もないと判断したので、何もアクションを起こしませんでした。
中小の派遣会社では中々人材を集めにくいという事もあり、助け合いと言う名のもとにお互いが労働力を融通しあっているのかもしれません。
一見仕方がないような気もしますが、最終的に困ったことになるのは労働者です。
中々無くならないとは思いますが、「派遣の派遣」は無くなるに越した
事はないと思います。
お陰さまで怪我などしなかったのがせめてもの救いです。