5年間、貿易事務を正社員として経験したK.Kさん体験談
貿易事務の仕事は地味ですがやりがいのある仕事だと思います。5年間、貿易事務のお仕事を正社員として経験したK.Kさん(女性26歳)の体験談。
K.Kさんが体験した貿易事務の仕事内容
自動車部品関連の商品を海外の会社に輸出していました。
私は物流部に所属していたので出荷状況を仕入先に確認したり、船積書類作成、船舶予約、通関業者やフォワーダーとのやりとり、アジア諸国との出荷のやりとりなどもしていました。
会社に急ぎの商品が届いたときは検品・再梱包をし、書類を作成後、航空便で海外の顧客のもとへ送る手配も担当。保険関係や銀行関連が必要な時には対応していました。
営業の方が忙しいときは簡単な見積もり作業や注文書作成もお手伝い。他に雑務として商品にはるラベルを作成したり、郵便物を回収し発送したり、接待に使う場所を調べて予約したり、社員旅行に行く際には行先の情報を調べて計画するメンバーとしての役割もありました。
今もこの仕事を続けていますか?
海外に一度出たかったので退職しました。
貿易事務の仕事を5年間やってみた感想
この仕事の楽しいところは日本と海外を繋ぐ間の部分となるので違う文化、考えかた、ライフスタイルを持つ海外顧客とのお仕事は刺激を受けることが多々ありました。
たまになぜそんなに適当なんだ!と葛藤を抱くときもありましたが各国でタイプがあるのでそれを理解し、合わせていくのも良い勉強です。
自分が日本人だということをとても意識するようになりました。
一方で、どうしても海外顧客とのやりとりは時差が発生するので日本の会社とはわけが違います。
日本の会社が相手なら急ぎの件もメールや電話ですぐ解決となるところが、こちらが帰る頃になって返信がきて残業…なんてことも頻繁にあります。
電話も時差の関係で繋がらないときがあり急ぎの時はハラハラします。
これから貿易事務の仕事に就きたい方へ
貿易事務の仕事は地味ですがやりがいのある仕事だと思います。
違う国の方々の要望に合わせていくので国ごとにタイプが分かれますし、たまに日本では考えられないようなことを平気でリクエストされたりなんかもして困惑することがあります。
また前述したように時差の関係もあるので、事務とはいえお会社によっては残業が発生することもあるかもしれません。
そして物流というのは上手くいって当たり前の部分なので、営業さんのように成績が良くて評価されやすい職種ではありません。
しかし、だからこそ大事な部分であってここが上手く回らないとどんなに良い商品を持っていても意味がないのです。
たまに顧客に会う機会があって物流は問題なく行っていると言われた時は本当に嬉しいです。
英語も使いますし、外国人との働き方を学ぶ良い機会でもあるので一度挑戦してみると面白い職種だと思います。