コンビニ弁当の製造のお仕事を派遣社員として経験したM.Kさん
派遣社員に対し罵声が常に飛び交っていて離職率はかなり高かった。コンビニ弁当の製造のお仕事を派遣社員として1年間経験したM.Kさん(女性45歳)の体験談。
M.Kさんが行ったコンビニ弁当の製造の仕事内容
コンビニに卸すお弁当をおもに流れ作業にて製造します。
容器が流れてきて、もやしを入れる人、人参を入れる人、お肉を入れる人、ドレッシングを入れる人…と各担当別に作業して最後にふたをする人、シールを貼る人という感じで流れていきます。
商品によっては流れではなくひとつひとつ手作業(サラダなど)をする事もあります。一人鍋のような商品に入っている鍋つゆは、ゼラチン状に固まっていてケースで仕入れます。
それを種類ごとに分けたりの力作業も多々ありました。
従業員は少数の社員に比べ、多数の派遣社員で成り立っているような工場でした。
きつい仕事は派遣社員が請け負っていた感じです。
出来上がったお弁当を箱づめして配送する作業もありました。
その日出勤してからでないと、自分がその日どこに回されるかはわかりませんでした。
生春巻は別室で少人数で作っていました。
今もコンビニ弁当の製造の仕事を続けていますか?
辞めました。
理由としては今で言う「ブラック企業」だと感じたからです。
派遣社員に対し、罵声が常に飛び交っていて離職率はかなり高かったです。
名前もいちいち覚えてもらえず、「そこの派遣!動きが悪い!」なんて言われる事もしょっちゅうでした。
他はきっとここまでじゃないのかもしれません。ここは特殊だと思います。
コンビニ弁当の製造の仕事を1年間やってみて
楽しかった事は派遣社員同士、友達が大勢できた事です。傷をなめ合ってた感もありますが、休憩時間は愚痴の言い合いで本当に楽しかったです。
役員たちの悪口で団結していましたね。
物まねをして盛り上がっていました。
今でもたまに集まりますが、いまだ物まねネタで盛り上がります。
あと、業務用食材を社員価格で買えるのが助かりました。調味料も業務用のスーパーで買うよりまだお得でした。
苦しかった事はやはり力仕事でしょうか。
女性には重すぎる食材を倉庫からラインまで運ぶのがつらかったです。
落したりするとそのまま給料天引きになるらしく、気を付けて運んでいました。
ライン作業なので、トイレに行くのもままならず我慢していた事も多々ありました。
これからコンビニ弁当の製造のお仕事に就きたい方へ
体力に自信がある人におすすめです。会社によっては本当に忙しいところもあるので常に時間に追われる事も。手
先が器用で根気があれば楽しめるかもしれません。
スピードを要されるので精神力も必要です。
慣れるまでは大変ですが、慣れてしまえば働きやすいかもしれません。
ラインオンリーなところではやりがいよりも数をこなす事で喜びを感じる人に向いてる気がします。
こういった工場には、たいてい厳しい現場監督的な人がいるのでビクビクして仕事していてはだめです。
とにかくどう動けば早くさばけるか、要領をまずつかむ事が大切です。
清潔にも気を使う仕事なので色々大変ですが、黙々と集中して仕事をしたい人にはぴったりな業種といえるかもしれません。