金融機関窓口、内務外務処理の仕事を正社員で経験したM.M
金融機関の窓口業務及び金融機関の内務外務処理のお仕事を20年間、正社員として経験したM.Mさん(男性44歳)。現在は退職しています。
金融機関窓口、内務外務処理の仕事内容
金融機関の窓口でのお客さまとの接待業務が主。
預金についてのコンサルタント、運用にあたり、各種金融商品のご案内及びご提案。
保険についてのコンサルタント、各種生命保険商品のご案内及びご提案、各種保険の請求についての仲介。
投資信託についてのコンサルタント、ご案内、ご提案、募集、販売仲介などの代理店としての業務。
金融機関の窓口業務時間終了後は、様々なその日に受け付けた内容の事務についての内務処理の実施及び発送。
担務変更により、外回りの外交員の様々な金融商品の訪問によるご案内、及びご提案などの外務員としての業務。
上記の内容をローテーションにより、決められた仕事を各自が遂行していくのが基本的な内容として行う。
金融機関窓口、内務外務処理の仕事を20年間続けてみた感想
楽しかったことは、ほとんど記憶にはありません。
最近は、コンプライアンスなどの徹底が厳しく、今までやっていた業務遂行では忙しくて追いつけないのが現状でした。
実際にやってみないと分からない部分ですが、とにかく、過剰な確認作業や無意味な監査的な仕事が多く、一つの事を仕上げるのに、相当の手間が掛かりました。
そんななかでも、雨の日や風のきつい日などに外回りをしているときは、顔見知りのお客さまからの励ましの言葉には、大変勇気づけられることがありました。
今思えば、これといったエピソードは余り浮かびませんが、そう言った日々の毎日、我武者羅に働いていたときの自分が色々な顔見知りのお客さんたちと知り合いに成れ、時には励まされていたことが、一番のエピソードだったのかもしれません。
これから金融機関窓口、内務外務処理の仕事に就きたいと考えている方へ
金融機関の窓口で働くのであれば、まず気にしなくてはいけないことは、絶対に不正をしてはいけないということです。
ここでいう不正とは、お金を盗る行為のことだけではなく、その他、すべてのことをさします。
簡単に説明するのは難しいですが、自分では不正でないと考えていた行為も、ときにはコンプライアンス違反となる要素が、こと金融機関には多く存在するからです。
例えば、わかりやすいように例をあげるならば、もし、自宅から外出するときに、家の鍵は誰しもするでしょう。
しかしそれだけでは、ダメです。
外出前に、ガスの元栓は、ちゃんと締めたか確認しましたか。
玄関の扉を開ける前に、のぞき穴から外部を確認しましたか。
など、もっと細かい内容まで多々あります。
金融機関では仕事の内容に完全、完璧をもとめます。
なので、規則をきちんと守れる、価値観を持たなくてはいけません。