医療事務のお仕事を正社員として3年間経験したM.Yさん
医療事務のお仕事を正社員として3年間経験したM.Yさん(女性25歳)。
M.Yさんが体験した医療事務の仕事内容
毎月のレセプトでの保険請求がメインの仕事になります。
月末から月初めにかけてが一番忙しい時期です。保険請求は月ごとに締めなので、次月への引き継ぎ作業や更新なども重なってきます。
ドクター、ナース、ワーカーとの連携も必要なのでコミュニケーション能力が必要です。
また、カルテ整理をきちんとしていないと大変なことになりますし、医療現場なのでミスは許されません。
それだけではなく、窓口にやって来る患者様の対応や、来客対応に始まり、電話受付や総務の手伝いなども業務に含まれます。
レセコンに向かっているだけでなく、ワードやエクセルも多用する現場なのでパソコンスキルがあると役に立ちます。
サービス業なので、患者の様子によって残業になったりすることもありますが、それなりに時間通り帰ることができる仕事です。
今も医療事務の仕事を続けていますか?
辞めています。理由は退職勧奨です。いくら周りの同僚と上手くやっていても、院長と衝突してしまってはどうすることもできません。
個人医院だとワンマン経営なので、院長が最高権力者です。
不興を買えばすぐに辞めさせられてしまいます。
医療事務の仕事を3年間してみた感想
救急車で運ばれてきた患者様がしばらく入院した後に元気になって退院されていく姿を見るのはとても嬉しかったです。
自分が直接治療をしたわけではないにしても、入院手続きから退院手続きまで窓口でやっているので、患者様の回復がよくわかるのです。
窓口は様々な人が来る場所ですから、医療事務のルーチン作業に飽きることもなく仕事をすることができました。
逆に辛かったのは、様々な人に対応する中で、一筋縄ではいかない方も多少なりといることです。
法律や制度によって決まっていることに対して、窓口に文句を言われても困ります。
他にも警察のご厄介になっている方が酔ってやって来たり、急患で帰りが遅くなったりすることもありました。
立場上院内では雑務も任されますので、慣れないうちは煩雑になってしまいます。
これから医療事務の仕事をしたいと思っている方へ
医療事務の資格がなくても採用されれば現場で覚えて働くことができます。
しかし現実問題、経験がないと採用されにくいと思います。
お給料は高くないですし、クリニックになると拘束時間も長く、休みも多くないと思います。
反面、病院やクリニックに勤めているとなると世間体はとてもいいです。
社会貢献度の高い仕事ではあるため、好きな人はやりがいを感じられるでしょう。
仕事も難しくはありませんので、ミスを少なくすることが重要です。
あとは周りとのコミュニケーションをしっかり取りつつ、当たり障りなくやっていれば安心して働ける仕事だと思います。
なんにせよ、病院の雰囲気で良いも悪いも変わってくるものだと思います。
長期で働く前に、短期で雰囲気を感じてみるといいかもしれません。