塾講師のお仕事をアルバイトとして経験したA.Fさん体験談
塾講師のお仕事を半年間アルバイトとして経験したA.Fさんの感想です。塾講師は大変ですが、ほんとうにやりがいのある職だと思います。
A.Fさんが体験した塾講師の仕事内容ですか?
1コマで1~3人の生徒を個別に指導するため、授業が始まる1~2時間前に塾へ行って授業内容を予習をします。
授業で使うのは塾が作っているテキストで、そのテキストを学校の授業進度に合うように進めていきます。
教える科目は生徒によって違うのですが、大体英語と数学が主で、教える教科はもちろん学年も違う生徒を一気に指導することが当たり前にあるので、念入りに予習します。
生徒を迎え、授業は1時間半行います。最初に小テストを受けてもらい採点をし、間違ったところは丁寧に解説します。
小テスト後に授業に入ります。時間内にうまくテキストを解き終われるように生徒をサポートします。
生徒との雑談を交え、コミュニケーションをとることも重要です。
授業が終わると、最後の業務として授業内容を振り返りレポートをつくります。
これは生徒の保護者に見せるものなので丁寧に書きます。
レポートを完成させ塾長のチェックを受けます。以上が塾講師の業務です。
今も塾講師のお仕事をを続けていますか?
上司がやりたい放題やっている姿に失望し辞めました。
新人いびりはもちろんありました。
裏でその場にいない先生の悪口もです。
また、上司が女性だったのですが、若い男性教師にだけ気持ち悪いくらいに優しくしていました。
これらのことは我慢できたのですが、上司が生徒の悪口を言っている姿を見て失望し、次の日に辞めさせていただきました。
塾講師のお仕事を半年間やってみた感想
楽しかったことは生徒から嬉しい報告を聞くことです。
「いままでできなかった問題が解けるようになった。」や「テストでいい点数がとれた。」などの報告はとても嬉しいですし、授業をすることが楽しくなりました。
単純に生徒の成績が上がるのは嬉しいのですが、生徒が問題が解けたときのスッキリとした笑顔を見せたときが、先生をやっていてよかったと思います。
反対に、生徒が苦手分野につまずいているときに上手なアドバイスをできないことが辛いです。
一生懸命アドバイスするのですが、生徒がイマイチで理解できないという状況になったときは自分のアドバイス力が足りないことを痛感しました。
また、先生として生徒に良い成績を出してもらうという使命と責任があります。
保護者の方々も成績があがることを期待して子供を塾へ預けていることが多いので、初心者だったとしても先生となった以上は責任はとても重いものなのです。
先生になって最初のほうは責任感の重さが苦しかったです。
これから塾講師のお仕事をする方へ
塾講師は大変ですが、ほんとうにやりがいのある職だと思います。
塾講師の大変な面として、責任感の重さや給料の低さが挙げられます。
一見、給料は他のアルバイトに比べて高いように見えますが、授業前の予習や授業後のレポート作りをしているときは給料が発生しない塾もあるので、時給換算するととんでもなく低い時給で働いていることが分かります。よって塾講師をするときには塾がどういった給与体系をとっているのかは確認したほうが良いと思います。
生徒の成績があがったり、テストで点数が伸びたり、志望校に合格したという実績ができたときは、とてつもない達成感が得られます。
生徒と話すのも楽しいですし、やりがいは抜群にあります。
ある程度の薄給を受け入れ、生徒の成績を上げるという重い責任をしっかり持つことができれば、塾講師としてはやっていけます。
また、教育者として実力があり尊敬できるような上司のいる塾に勤めることができればなお良いですね。