正社員と派遣社員の違い
4月は新しいスタート時期ですが、すでに来年度の就職を目指した学生の就職活動がスタートしており、早い人では内々定が出ているのだとか。
昔は、勤めると言えば正社員が当然だったでしょうが、最近では働くスタイルも随分と多様化し、初めからアルバイトや契約社員など正式雇用ではない勤務を希望する人も多いようです。
中でも派遣スタッフという雇用形態を経験したことがなくても耳にしたこともないという人はいないほど、企業にとって大きな仕事の担い手となっています。
派遣スタッフは勤務する企業とは別の派遣会社に登録しそこから配属されて仕事をします。
同じ仕事をする正社員とは雇用者が違うので、待遇も賃金も仕事内容にも格差が出てきます。
派遣スタッフは、正社員よりも、比較的リスクが少ない仕事や勤務拘束が短いなどのメリットがありますが、他社の人間という扱いになるため、まったく同じ仕事をしていたとしても報奨が貰えない、昇進がないなどのデメリットがあります。
契約の更新
一番の違いは、正社員は何か大きなトラブルなどがない限りは退職を迫られたり、雇い止めをされたりという仕事を失うことはありませんが、派遣社員は初めから勤務期間が限定されている場合が多いことや不景気になった際に、突然契約の更新をされなかったり、派遣会社を通して仕事を打ち切られることなどがあるため経済的にも身分的にも保障が低いことが多いようです。
ただ、すべての取引、手続きが派遣会社を通して行われるので逆に派遣社員が辞めたいと思ってもすぐに代わりが補充されるなど良い点もあります。