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私が1年体験したキャッチセールス(ハイハイ商法)について



主要都市駅前でのキャッチセールス(ハイハイ商法)を正社員で約1年やりましたが結局辞めました(TM42歳男性)。収入は同年代と比較して倍くらいはあったのですが・・・
主要都市駅前でのキャッチセールスを2度としたくない訳


私が行ったキャッチセールス業務内容

私が20代に入ってすぐ位に働いていた会社です。

全国でグループ店が50近くあり、合計で300人程は社員がいた結構大きい会社でした。
社員はほぼ20代で、各支店5~6人が一つのグループで3チームほど、それが全国主要都市にありました。

グループ5~6人で行動し、都市部の人通りが多い駅周辺に50人程入る会場を用意し、駅前で小さい抽選所を作りティッシュやお茶等を配りながら抽選で当たったなどと目ぼしを付けたお客様になりそうな40~70前後の女性ターゲットを会場まで案内し、色んなアイデアグッツと称した原価が安い日用品、雑貨等をどんどん配り最終的には高額の布団を販売するという催眠商法(ハイハイ商法とよく言われます)です。

同年代と比べ倍以上の収入がありましたが・・・

20歳位の頃の話ですが、その当時の20代前半の平均月収に比べるとそれはもう倍近くの収入はありました。
が、全社員完全に寮生活で2LDKのアパートに2人づつ、グループ販売ですから各駅の会場まで行き各商品を準備する時間を含めて朝は8時には集合し駅まで行き、日が沈む頃に撤収し、グループ内の数人がその日に売れた布団を納品し帰って来るまで事務所で待ち、そこから本日の反省と明日への課題を延々とグループミーティングしなければいけないので、実際寝るのが夜中の0時はいつも超えていました。

何より一度その会場で布団を購入された1人の年配の女性の息子さんから翌日クーリングオフの電話があり、引き取りに伺った時に息子さんから「母は軽度の認知症になってきているから」と聞かされ、そんな方に商売をしていたのか?ともの凄い罪悪感に苛まれました。

若いから出来た仕事というのもあるでしょうが、結果的に人を騙した様な形になる仕事はやはりいけません。

法には触れないが人を騙している商売?

かなり前の話で実際その会社が現在も存在しているのかは分かりませんが、今もたまに地方の空いていたテナントが急に何の会社か分からないがオープンし、50~60歳位の女性が袋一杯の商品を抱えて出てくるのを見かけるので「ハイハイ商法」自体はまだ存在しているみたいです。

給料がかなりいいですし、こういう会社は従業員の出入りも激しいので常に求人を出してますので、若い方は魅力に感じる方もいるかもしれません。

実際私も働いている時には完全実力主義なので早く上に立ってより給料を上げてやろう!と必死に頑張っていました。

しかし、法的に問題がなかったとしても言い方は悪いですが原価の安い小物を餌に勢いづかせ感覚を麻痺させて販売するというやり方はやはり催眠商法であって人を騙しているのに変わりはありません。

給与はその労働力に比例しています。仮に楽そうな高額給与の求人等があった場合には何かしら裏があるものです。

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