派遣先での残業（時間外）どうする？どうなる？

派遣先で就業していると思わぬ事で残業をお願いされる事もあるかもしれません。
こんな時どうする？

やはり断りにくいですよね。

頼まれるがままに残業をする方も多いでしょう。

派遣社員さんは派遣先の指示・命令に従って業務遂行していきます。

だから基本的には断れないのでしょうか？

そこで考えてみます。

実は就業形態が派遣の場合、雇用主は派遣元です。

まずベースにあるのは派遣元が三六協定を締結しているかどうかです。

三六協定

これは労働基準監督署に届け出が義務付けられています。
締結しただけではダメです。

そして個別の派遣契約書の記載がどうなっているのかを確認してみれば、残業の有無が記載されていますので確認してみて下さい。

これらが無ければ違法残業という事になります。

三六協定があろうがなかろうが、残業した時間に対しては時間外労働に対して割増賃金が支払われるのは社員さんでも派遣さんでも変わりありません。

しかし１点注意があります。

どこから割増賃金の対象になる残業なのか？

これには派遣会社により対応が異なる場合があります。

例えば午前９時～午後１７時までの勤務で休憩が１時間あれば、実労働時間は７時間です。

仮に１８時まで残業しても割増賃金の対象としなくても良いのです。

労働基準法では一日８時間・一週間４０時間を超える労働時間に対して割増賃金の支払を求めており、これに該当しないからです。

もちろん所定労働時間を越えれば割増賃金の対象としている会社もあります。

大手の派遣会社の個別派遣契約書には時間外割増や深夜割増・休日割増の時給なども記載されている事がほとんどです。

適用条件なんかと併せて興味がある方は見てみましょう。

法律的な事は置いておいて、友達と約束している・大事な用事を入れていたなど予定がある時に、残業を急に頼まれると嫌なものですよね。

しかも不思議とそういう時に限って残業を頼まれたりします。

断ると派遣という立場上不利に扱われそうですし。

あまりにも頻繁に残業を頼まれる事があり、断りにくい場合は派遣先の責任者に相談してみましょう。

何も用事がなくて気持ち的に大丈夫なら普段より有利な25％アップで働けるのでお財布には優しいかもしれません。

何より喜んで貰えます。

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