残業が無いから応募したのに…派遣ママを悩み
派遣で働くことのメリットのひとつは「残業が少ない」ということなのですが、少ないはずの残業が悩みの種になっている派遣スタッフもいます。
契約の下で働く派遣スタッフ
原則、派遣スタッフは決められた契約内容のお仕事をします。
WEBデザイン契約の人に、経理業務をやってもらうことはできませんし、残業はできないということを最初にしっかり伝えておけば、残業なし案件を紹介してもらうことができます。
ですが、これらは絶対に残業が無いことを保証するものではありませんし、逆に残業を希望するなら残業が多い案件を紹介してもらうこともできます。
なぜ自分だけ残業があるの?
残業が無いはずの案件だったから受けたのに、自分だけ残業があることに悩んでいる女性派遣スタッフもいます。
5人の派遣スタッフがいる部署で働いているAさんの話です。
5人とも子供を持つママ。みんなでランチをしているときにAさんの子供がいちばん大きい小学校1年生であることがわかりました。
そのときは、楽しくワイワイ話していたのですが、Aさんにとっての悲劇はその話をきっかけに始まります。
その会社では、月に数回突発的に残業が発生することがあり、その都度5人の派遣スタッフのうち1人残るのが通例になっていました。
子供の学年が分かるまでは、その日残れそうな派遣さんが交代で残業をしていたのですが、その日からAさん1人に押し付けられるようになったのです。
理由は、Aさんの子供がいちばん大きいから。暗黙のうちに「Aさんのところがいちばん手がかからない」という雰囲気になってしまったのだそうです。
周囲が悪いわけじゃない
なんとなくAさんがかわいそうに思える事例ですが、残業を任せた周囲だけに問題があるわけではないのです。
誰かが残らないといけない残業で、今日は無理!と発言する権利はみんなにあります。
Aさんが残らないといけないという決まり事があるわけではないのです。
他の人たちはAさんなら大丈夫だろうと勝手に思い込んでしまいましたが、この状況で察してちゃんをしていてはストレスが溜まることに。
なんでも派遣会社に相談して
残業が少ないからこの案件を受けたことを直接本人たちに訴える必要はありません。
自社の営業さんに現状を説明するだけでOKです。
このとき最も大切なのが、自分が被害者という意識で話すのではなく、契約と違うことと、具体的に自分がどれくらい残業をしたのかを数字で見せること。
営業さんは派遣スタッフの味方です。上手にお付き合いして下さいね。