顔合わせの心構え
派遣で働く魅力の1つに採用の煩わしさを減らすことができる点が挙げられます。
正社員で就職しようとすると書類選考を経て面接を実施した後採用となりますが、派遣ではそうした時間や労力の負担は少ないと言えます。
しかし派遣で働く際に採用過程がないわけではなく、スタッフ登録から就業までにいくつかの採用過程あります。
その1つに「顔合わせ」と一般的に呼ばれるものがあります。
派遣会社の担当者と一緒に職場見学をし、就業先の担当者と初めて顔を合わせることです。
正社員のような綿密な質問はされないものの、何も準備せずに臨むと就業を断られることがあります。
顔合わせをする際に必要な心構えについて確認します。
挨拶
会社に入り顔合わせを終えるまで社内では人事担当者をはじめ様々な人と会ったり、すれ違ったりします。
その際挨拶や会釈を忘れずに行うようにしましょう。折に触れて適切に挨拶をすることで失礼な思いをさせません。
違和感のない身だしなみ
顔合わせの際は普段着や奇抜な服装は避けることが望ましいと言えます。
身だしなみに違和感があると人間性に疑問をもたれてしまい就業態度が悪いと判断されかねません。顔合わせの服装は派遣会社の担当者より指定されることもありますが、特に指定されることがなければスーツで臨むのが無難です。
失礼のない言葉づかい
顔合わせでは就業先の担当者と会話することが必ずあります。
質問や受け答えをする際は相手に不愉快な印象を抱かせないよう丁寧な言葉遣いに心掛けることが大切です。
敬語や謙譲語を使い分けることでコミュニケーション能力のアピールにつながります。
また完璧に丁寧な言葉をつかえなくても一言一句注意しながら話すことが大切です。
因みに就業における待遇や条件などは派遣会社に尋ねるのが一般的です。
自然な挙措動作
入室の際やドアの開け閉めなども粗雑に行わないことが求められます。
入室や着席などは就業先の担当者に促されてから行うことにより不遜な印象を与えません。
また実際に現場を見学させてもらう際は働いている人の邪魔にならないよう気を付け、横切る場合は挨拶をするようにしましょう。
紹介した事項はどれも仕事には関係のないことです。
しかし就業先の担当者はそうした何気ない動作をチェックし応募者の人間性やスキルを測ることも怠りません。
来社から顔合わせが終わるまで気を抜かず常に失礼のないよう自分の行動に注意することが大切です。