派遣スタッフが内部情報の流出を防ぐために
製品の仕様書や顧客の名簿など、働いていると社内の中で様々な情報のやり取りをします。
そうした社内間の情報が外部へ流出してしまうことを内部情報の漏洩や情報流出と呼ばれ多くの企業が対策を強化しています。
一方でスマートフォンの普及やSNSの発達などにより情報の流動性がより高まってきたことも事実です。
そのために情報流出の機会も多くなってしまったと言わざるを得ません。
万が一流出事故を起こしてしまうと会社だけでなく派遣会社やスタッフ自身も責任を問われる可能性があります。どのような行為が情報漏洩になりやすいのかを確認しましょう。
外部への伝達
会社の内部で知り得た情報を社外の人物に話してしまったりすると情報流出につながります。
友人や家族などは勿論ですが、同じビルに入る他の企業の社員などに話してしまうと社外への漏洩となります。
さらにレストランや公衆電話など公共性の高い場所で周囲に聞こえる声で談笑などをしていると思いがけなく情報を聞かれてしまうこともあります。
仕事についての話をする時は時と場所を選び、誰かに聞かれないかを注意する必要があります。
文書やデータの持ち出し
顧客名簿や掲示物、受注データなどの社内文書やデータを持ち出してしまうことも情報流出の原因になり得ます。
特に多いのがPCのウイルスの感染やUSBメモリの紛失などで意図せずに所持している情報が持ち去られてしまうということがあります。
こうしたことを防ぐために社内の文書や記録媒体を持ち出すことを禁じている会社が多いのが一般的です。
どうしても社外へ持ち出す必要があるときは所属する部署の上長の許可が必要である場合が多い傾向にあります。
ツイッターやフェイスブックへの投稿
社内で撮影した写真をツイッターやフェイスブックといったSNSに投稿すると誰もが社内情報を閲覧可能になってしまいます。
またSNSの公開設定を誤り閲覧に制限を掛けたつもりが一般公開になっていたりするなど、操作上のミスによって流出してしまうこともあります。
各個人がSNSの使い方に対し正しい理解を持つことが求められますが、たとえ休憩時間中に撮影した画像であってもSNSには仕事に関する写真を投稿しないということが大原則です。