派遣先の職場にありがちな人間関係のトラブルの対処方法
組織の中で働くとなると必然的に他の社員と関わり合うことになり人間関係が重要になってきます。
正社員や派遣といった肩書に問われることなくしがらみの少ない職場であれば問題ありませんが、場所によっては働きにくい職場で就業することも少なくありません。
人間関係でうまく働けない場合我慢できる可能性もありますが、長期にわたって耐え続けると健康を害してしまい働くことができなくなることもあります。
職場にありがちな人間関係のトラブルを確認しその対処の仕方を見ていきましょう。
派遣先でのセクハラ
性的な嫌がらせや発言などで相手を不快な気持ちにさせることをセクハラと言い、特に男性から女性に対して行われることが多い傾向にあります。
通常であれば不快であることを伝えることができますが、職場であると上下関係などから誰にも言えないということも少なくありません。
また申告すると報復的なさらなる嫌がらせの心配もあります。会社によっては専門の部門や担当者が対応してくれる場合もあるので利用するのが賢明です。
そういった相談先がない場合は派遣会社の担当者に連絡し指示を待つのが最善です。
パワハラ
立場の優位性を背景に強圧的な発言や暴力などで相手を心理的に追い込む行為はパワハラと呼ばれます。
自分一人だけが際立って怒鳴られたり理由もなく殴られたりすることはパワハラ行為に該当します。
セクハラ同様に社内に相談先があれば相談するようにし、必要であれば派遣会社と対応を決めることが大切です。
パワハラは通常の叱責などとの線引きが難しいのでまずは第三者に相談してみることが欠かせません。
違法行為
派遣先が詐欺や契約書の偽造などの違法行為に関わっていることも少なくありません。
また組織全体で関わっていると自分の立場が危うくなるなどして指摘することが難しい場合もあります。
しかし放置したまま就業すると自分も違法行為に加担してしまう結果になり、後に罪に問われる可能性も出てきてしまいます。
違法行為を発見した場合は外部の機関に相談することが望ましいと言えますが、思い切って辞めてしまうことも大切です。
トラブルに遭遇した場合は派遣会社などに相談
職場で人間関係のトラブルに遭遇した場合は所属する派遣会社や担当部署など外部に相談するのが第一です。
とは言っても相談しにくいことが多々ありますが、何も行動を起こさず放置しておくとより状況が悪化し自身の健康や生活に影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
働いていて人間関係に疑問を感じたら早めに外部に相談し問題なく働くことができるように対策を練ることが大切です。