派遣社員として働いてみて正社員に対して思うこと
大学卒業後、長年正社員としてひとつの会社に勤めていたのですが、子育てとプライベート、家庭の両立を図りたいという理由から退職、30代前半で派遣社員となりました。
正社員として働いていたときの派遣社員へのイメージはあまり良いものではなく、「不安定」「給料が安い」などのイメージを持っていました。
実際に自分が派遣社員として働いてみて思ったことは派遣社員もそれほど悪くないなということです。
正社員も派遣社員も一長一短あると思うのですが、派遣社員からみた正社員のメリットとデメリットについて自分が経験したことを書きたいと思います。
正社員のメリット
メリットとしては給料をはじめとする待遇の良さが一番に挙げられると思います。
特にボーナスをもらうことができるのはやはり正社員の大きな魅力だと感じました。
正社員時代に貰っていた年2回のボーナスが無くなったことで、派遣社員時代の年収はガクンと落ちてしまいました。
頑張った分、成果として頂けるボーナスがあることで、やりがいを感じることが多いと思いますのが、派遣社員の場合はどんなに頑張っても、契約以上の評価はしてもらえないことが残念でした。
また、これは派遣先の会社にもよると思うのですが、福利厚生面でも圧倒的に正社員は恵まれていると感じることがありました。
派遣社員として計2社に派遣されて働いたのですが、最初に派遣された1社では社内の施設の使用についても正社員と派遣社員で区別がありました。
正社員のデメリット
正社員のデメリットとしては自由が少ないことだと思います。
職場の飲み会なども派遣社員なら気楽に断ることができますが、社員だとそうもいきません。また、退社時間についても、派遣社員は自分の業務が終わればさっさと帰宅できますが、正社員はそうもいかず、周りの目を気にして遅くまで会社に残る人を見かけました。
子育て中の私としては、定時後は一刻も早く帰宅したかったので、すぐに帰ることができる環境は非常にありがたかったですし、本当は退社したいのになかなか出来ない正社員の同僚の話を聞いたりすると気の毒に感じました。
正社員は待遇面で恵まれている分、企業人として会社に縛られる面が強いと思います。