ある化学系メーカーの製造職の正社員から見た派遣社員
私は現在正社員として化学系のメーカーで製造職の仕事をしています。
仕事の中で、派遣社員の方とも接する機会はありますが、深い関係にはありません。
コミュニケーションを深めたいけど
仕事中だから、ということもあるのかもしれませんが、あまり世間話をしても乗ってきてくれません。
こちらとしては、コミュニケーションを深めたいと思っているのですが、「はぁ」とか「そうですね」といった、短文での返答のため、話を続けるのも難しいです。
よく言えば黙々と仕事をしている。
悪く言えば陰気、というのが私なりの印象です。
もちろん人によって性格は様々ですが、若い方は割と明るくハキハキとした返答をしてくれるのですが、中高年の方はそっけない方が多いです。
こちらとしてはそんなつもりは全くないのですが、何か悪い印象を持たれているかのようにも思えてくることがあります。
派遣社員と社員の仕事は明確に区分されている
会社の方針なのですが、派遣社員に任せる仕事と弊社の社員に任せる仕事は明確に区分されています。
例えば、派遣の人は製品用の容器のラベル製造・ラベル張り・容器への充填など、製品そのものの中身に関しては関わらないような仕事ばかりを任されています。
言ってみれば、単純作業とうことになります。
ある程度ローテーションして持ち回りが変わっているみたいですが、派遣社員に任せる仕事の範疇からは出ることがないので、中には疲れきった表情をしている方もいるのが気になっています。
また、弊社の社員と派遣社員の方を見分けるのはとても簡単です。
派遣社員の方は、派遣会社から支給された作業着を着ているため、社員とは別カラーの服を着ています。
遠目からでも一目で分かるため、「あ、あの人は派遣の人だ」とか「あの人はうちの会社の人だ」と無意識のうちに考えてしまっています。
同じ会社で・職場で働く人たちといっても、派遣社員の人は個人名で言うことなく『○○(派遣会社名)の人』と呼ぶことが多いです。
それが、人道的に悪いとかそういったことを言うつもりはありませんが、この会社名で人物をひっくるめて言う呼び方は非常に便利です。
担当の仕事が分かっているというためということもありますが、何より余所者であるという感覚がどうしても抜けきりません。