派遣社員の「履歴書の書き方 基本編と発展編」
履歴書の書き方「基本編」
派遣で働くにあたって最初のステップとなるのが派遣会社でのスタッフ登録です。
そしてスタッフ登録ではそれまでのキャリアやスキルを担当者に伝え自分にあった仕事を紹介してもらうのが一般的です。
その際必要となるのが履歴書です。最近では独自の記入シートを用意する派遣会社も増えてきましたが依然として履歴書の提出を求めるところも少なくありません。
また履歴書を用意するとなるとどうしても書き方などで悩んでしまうのも事実です。履歴書を作製する上で最低限おさえておきたいポイントを紹介しましょう。
きれいな字
きれいな字で書かれた履歴書が好印象であることは言うまでもありません。
字の書き方は書いた人の人柄を表すことが多く、意図しなくても書き手が読み手に自分の姿を伝えることになります。
そのため粗略な字は自分自身をルーズな人間であると発信しかねず人間性を疑われてしまいます。
きれいな字を書くのは不得意であるという人もいるかもしれません。
しかしゆっくりと時間をかけ一字一句誤字脱字がないよう心がけることによって志望度合の高さをアピールすることができます。
違和感のない写真
履歴書には自分自身の写真を貼る場所がありますが、大抵の場合写真を添付してくるよう指示されます。
写真は自分の人となりを伝える情報源になりますので違和感のないものを添付することが求められます。
表情は自然体であり尚且つ服装はスーツ着用時のものであればほぼ問題ありません。
ピアスや華美な服装は仕事に対する意識を疑われることになるので好ましくありません。
写真は専門業者によって撮影されたものが好ましく、スピード写真などはできる限り避けるべきです。プリクラなどは不可です。
正確な情報
履歴書には住所や電話番号といった個人情報、並びに自分自身の経歴などを記載します。
就業する上で重要な情報になりますので誤りがないよう何度もチェックしながら記載することが大切です。
誤りがあると必要な連絡のやり取りができなかったりするだけでなく情報の扱い方に対し意識が薄弱であると思われかねません。
また経歴で誤りがあると経歴詐称と判断されることもあります。
応募する前に一通り目を通すなど、誤りがないかは最後の最後まで確認しましょう。
履歴書は自分自身を伝えるための大切な書類です。
そのために派遣会社の担当者もスタッフを知る上で最も参考にする書類の一つであり、いい加減な内容のものはスタッフ自身の評価を下げることにつながります。
可能な限り時間をかけて作製し、急いで作って不備が発生しないようにすることが大切です。
次は履歴書の書き方「発展編」です。
履歴書の書き方「発展編」
学歴や職歴など、履歴書は自分自身の基本的な情報を伝える役割を持っています。
同時に内容によっては自分自身を効果的にアピールする手段になることも事実です。
履歴書と聞くと主に正社員での応募だけに必要とされると思いがちですが、派遣会社で仕事をする時も提出を指示されることが少なくありません。
また内容によって希望の仕事を紹介してもらえるかどうかも変わってきます。
そのため履歴書は基本的なことを踏まえつつ、より魅力的に書くことが望ましいといえます。より好印象を与える履歴書の書き方を確認しましょう。
職歴は担当職種など詳しい情報を書く
職歴欄にこれまでに勤務した会社を書く際は会社名だけでなく配属された部署や携わった仕事内容も併せて記載しましょう。
企業名だけだとどのような会社でどのような仕事をしたのかという情報を伝えにくくなってしまいます。
「セールスエンジニアで製品の営業と修理に従事」や「販売職で接客販売と売上管理に携わる」など付け加えるだけで自分がその会社で経験したことを伝えることができます。
資格はできる限りアピール
応募条件となっている資格や応募する仕事に関連する資格がある場合は積極的に資格欄で紹介します。
また仕事とあまり関係のない仕事でも書いておくと好印象になりますので書いておきます。
資格は多ければよいというわけではありませんが、書いておくことで資格そのものだけでなく物事に取り組む姿勢について評価してもらえることも少なくありません。
資格が無いという人はこれから学びたい資格や勉強中の資格で資格欄を埋めておくとアピールになります。
趣味や特技も記載
趣味や特技欄は仕事に直接関係なく記載しないという人も少なくありません。
しかし応募先によってはスキルだけでなく人柄を重視する会社もあり、自分自身を説明するには仕事以外の分野を見てもらうことが大切です。
バイクや読書などの趣味を記載することで自分がどんな人間であるのかを知ってもらうことができます。
応募する仕事に関連する趣味であればより効果的である一方で、パチンコなどの遊興性がある趣味は逆に悪印象になってしまったりするので注意しましょう。
派遣会社に提出した履歴書は内容がまとめられ派遣先企業に提出されることも一般的です。
多くの人が閲覧することを念頭に入れ、どのような時でも魅力的に感じてもらえる履歴書を作製することが大切です。
そのためにも仕事に関係ないと思われる事柄でも積極的に記載して自分という人間がよくわかるよう工夫することが大切です。